オリエンタルコンサルタンツホールディングスの株主総会に出席しました【2023年12月22日】

株主総会
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オリエンタルコンサルタンツホールディングス 第18回定時株主総会

日時:2023年12月22日(金) 10:00-11:10(株主総会+経営説明会)

場所:住友不動産西新宿ビル6号館(西新宿五丁目駅徒歩3分)

出席株主数:約10名

お土産:無し、ペットボトルのお茶の配布あり

 

企業概要

オリエンタルコンサルタンツホールディングス(2498)

HP:株式会社オリエンタルコンサルタンツホールディングス (oriconhd.jp)

①社会環境整備に関わる事業の知的サービスを提供するグローバルな総合コンサルタントなどをおこなう「インフラ・マネジメントサービス事業」(売上構成比82%)を中心に、地質・土質調査や環境・環境浄化や構造物調査・リニューアルなどをおこなう「環境マネジメント事業」(売上構成比15%)、建設マネジメントや計測制御や資産管理などに関する多様なITソリューションの提供などをおこなう「その他事業」(売上構成比3%)を運営。

社会インフラに関わるコンサルタントなどをおこなうパシフィックコンサルタンツが、第2位の株主として、33万株、5.5%を保有。
住友不動産(8830)が、第3位の株主として、29万株、4.8%を保有。
橋梁の総合建設を手掛けるオリエンタル白石(1786)が、第4位の株主として、25万株、4.1%を保有。

株主優待(6月末)
1年以上

100株:クオカード500円分
600株:クオカード3,000円分
1,000株:クオカード5,000円分

5年以上
1,000株:クオカード10,000円分へグレードアップ

 

株式情報

時価総額:160億円(2023年12月21日時点)

売上高:781億円(2023年9月期実績)⇒790億円(2024年9月期予想)

株価:2,614円(2023年12月21日時点)

1株純資産:3,652円(2023年9月末時点)、PBR:0.71倍

1株当期純利益:428円(2024年5月期予想)、PER:6.10倍

1株配当:100円(2024年9月期予想)、配当性向:23%

配当利回り:3.8%、株主優待含む利回り:4.2%(5年以上1,000株保有時)

株主数:2,869名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会での個人メモ

①株主総会会場は、オリエンタルコンサルタンツホールディングスの本社内の会議室。自社で手掛けた案件の説明写真が多く飾られていた。

②株主総会の冒頭で、今回の不適切な会計処理についてのお詫びがあった。株主総会終了後に、経営説明会を開催。

③2023年8月4日に、2023年2月27日から行われた連結子会社であるオリエンタルコンサルタンツ(OC)に対する定期税務調査において、協力会社(下請業者)への委託費および経費について、協力会社の役務提供を受けた案件ではなく、別の案件に計上している(原価付け替え)との指摘を受け、同年4月27 日からのOC社内調査、並びに、同年7月18日からの弁護士および公認会計士などの外部専門家による原価付け替えの実態把握のための調査の結果、複数の拠点において原価付け替えが行われていたこと、また、売上の前倒し計上の疑義もあること、これらが過年度においても行われていた疑義があることが判明。特別調査委員会を設置。調査報告書に示された要因は、経営陣や幹部職員に不適切な会計処理の防止に関する意識が不足していたこと、経営陣と現場との間にコミュニケーションの乖離があったことによるとの説明。
特別調査委員会から受領した調査結果に基づき、過年度の会計処理の検証および連結財務諸表に与える影響額を精査したが、当該期間の損益に与える影響は重要性が乏しいことから、過年度の有価証券報告書の訂正は無し。特別調査費用などとして、2.4億円の特別損失を計上。

売上高、営業利益、当期純利益で過去最高を更新。営業利益は12期連続で増益を達成。1株当たり配当は、過去最高の100円、10期連続増配で、9年で約10倍、直近2年で倍増。受注残高は、前期比で58億円(4.1%)増加し、1,505億円。

国内は、防災・減災関連業務や維持管理業務などが堅調に推移。「防災・減災、国土強靱化のための5か年加速化対策」などによる公共事業の執行により、当面良好な受注環境が継続。海外は、開発途上国でのインフラ整備の需要は依然旺盛で良好な受注環境。

⑥2024年9月期通期業績見通しは、売上高、営業利益とも当期実績を上回る過去最高の業績を計画。当期に計上した為替差益3.2億円を来期計画には見込まず、経常利益、当期純利益は減益。

⑦2030年ビジョン・中期経営計画は、2026年9月期に、売上高870億円、営業利益48億円。2030年9月期に、売上高1,100億円、営業利益70億円。

⑦質疑応答で、「東京証券取引所から改善要請のあるPBR1倍について、会社の対応は?」との質問あり。「以前はPBR1倍を超えていた時期もある。PBRは、ROEとPERで構成されているが、ROEは13%。業績を上げて配当を増やし、PBR1倍を目指す。」との回答。

⑧取締役と補欠監査役候補者10名中、70歳以上の候補者は田代真巳さん(1952年生まれ、71歳)の1名。役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいと思う。

⑨社外取締役を除く取締役5名の報酬等の総額は6,741万円。単純平均で取締役1人当たり1,348万円。

⑩議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、デジタル時代に会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したりして、その場で数字で示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

業績が堅調で、国土強靱化政策の恩恵を受けそうな企業として、また、PBR1倍を下回り、PERも低かったため、平均2,625円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、オリエンタルコンサルタンツホールディングスの本社内での開催でしたので、良い機会となりました。

質疑応答や経営説明会は、社長の野崎秀則さんが対応されていましたが、誠実に丁寧に説明されていたのが印象的でした。取締役と監査役全員の紹介もありました。

2023年8月に公表された不適切な会計処理について気になっていましたが、調査報告書などを見る限り、一時的に特別調査費用などとして2.4億円の特別損失を計上したものの、業績に大きな影響は無いようで安心しました。今回の件をきっかけとしたコンプライアンスの強化で、よりしっかりとした会社になるかもしれません。

2023年3月31日に、東京証券取引所が「PBR1倍割れの企業に改善要請」を実施しましたが、オリエンタルコンサルタンツホールディングスは、1株当たり純資産3,652円に対し、株価が2,614円(2023年12月21日時点)、PBR0.71倍と低迷しており、PBR1倍達成に向けた施策が求められます。

総合建設コンサルタントの会社なので、建築資材の値上がりなどの直接的な影響はほぼ無いとの説明もあり、国土強靱化政策の恩恵なども受けて着実に業績が拡大することを期待しています。継続保有の予定とし、追加投資も検討します。

 

2023年11月30日に到着したオリエンタルコンサルタンツホールディングスの隠れ株主優待の内容についてはこちら↓

オリエンタルコンサルタンツホールディングスの隠れ株主優待が到着しました【2023年11月30日】 | ぽこタンの株主総会日記 (fp-agm.com)

 

株主総会会場のオリエンタルコンサルタンツホールディングスの本社が入る住友不動産西新宿ビル6号館
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