大盛工業 第56回定時株主総会
日時:2022年10月26日(水) 10:00-10:35
場所:アートホテル日暮里ラングウッド(日暮里駅徒歩1分)
出席株主数:約20人
お土産:無し
企業概要
大盛工業(1844)
HP:株式会社大盛工業|下水道工事、利回り物件の販売、太陽光パネルの活用など (ohmori.co.jp)
①東京都の上下水道工事が主力の土木会社
②売上の約58%が東京都下水道局と東京都水道局向け
③従業員は67人(連結131人)と少人数
株主総会での個人メモ
①事業報告は、映像を利用し、分かりやすい印象でした。
②当期受注高70.9億円、受注残は51.0億円と受注好調だが、東京オリンピックに伴う建設特需が終わり、受注競争が熾烈化しているとのこと。円安に伴う建設資材価格の高騰、労働者不足による労働賃金の上昇もあるとのことで、危機感が伝わってきました。
③2022年7月19日のIRで、第三者割当増資にて6.3億円を調達し、施工業種・施工地域等の異なる新たな建設会社の取得、OLYリース事業における製作・整備を行う新工場の建設並びに新営業拠点の設置を進めるとの発表がありました。
株主総会では説明がありませんでしたが、社長の福井龍一さんから具体的な説明が欲しかったです。
④社長交代で大きな路線変更は無かったが、今後は、上下水道以外に建設や不動産事業を拡大していきたいとの説明。M&Aにも積極的に取り組むとのこと。
⑤HPにIR関連ページが無く、有価証券報告書については新着情報にも掲載が無く、不親切に感じます。上場企業として、IRページくらいは用意したほうがよいと思います。
⑥70歳以上の取締役は1名(山口信廣さん、1948年生まれ、74歳)でした。
役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいのではと感じました。
⑦議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感があるかもしれません。
株主総会を終えて感じたこと
株価が安値圏であったこと、温暖化による豪雨対策として冠水対策が進められるであろう点、上下水道の老朽化対策も進むだろうとの事業環境面からの考えから平均174円で投資しました。
今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
東京オリンピックに伴う建設特需が終わり、受注競争が熾烈化しているとのことで、当面業績は厳しそうですが、上下水道への貢献を期待して、継続保有の予定とします。
2021年10月26日に出席した大盛工業の株主総会の内容についてはこちら↓
大盛工業の株主総会に出席しました【2021年10月26日】 | ぽこタンの株主総会日記 (fp-agm.com)