バロックジャパンリミテッドの株主総会に出席しました【2026年5月27日】

株主総会
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バロックジャパンリミテッド 第27期定時株主総会

日時:2026年5月27日(水) 10:00-10:35

場所:ウェスティンホテル東京(恵比寿駅徒歩7分)

出席株主数:約40人

お土産:バロックジャパンリミテッドのロゴ入りドリップコーヒー、ミネラルウォーターの配布あり

 

企業概要

バロックジャパンリミテッド(3548)

HP:BAROQUE : JAPAN (baroque-global.com)

①「MOUSSY」「SLY」「rienda」「AZUL BY MOUSSY」「RODEO CROWNS WIDE BOWL」などのブランドで衣料品および服飾品の企画および販売を手掛ける。

②筆頭株主は、中国小売り大手のベル・インターナショナルの子会社のミューチュアル・クラウンで、728万株、20.1%を保有。
リース事業などを行うオリックス(8591)が、第2位の株主として、561万株、15.4%を保有。
社長の村井博之さんが代表を務める村井資本が、第3位の株主で、村井博之さんの個人保有分を含めると、364万株、10.0%を保有。

株主優待
2月末

100株:株主優待券2,000円
200株:株主優待券4,000円
500株:株主優待券6,000円
1,000株:株主優待券10,000円

8月末
100株:株主優待券2,000円
500株:株主優待券6,000円
1,000株:株主優待券10,000円

長期保有(3年以上、2月末、8月末)
500株:株主優待券6,000円追加
1,000株:株主優待券16,000円追加

 

株式情報

時価総額:264億円(2026年5月26日時点)

売上高:514億円(2026年2月期実績)⇒529億円(2027年2月期予想)

株価:721円(2026年5月26日時点)

1株純資産:408円(2026年2月末時点)、PBR:1.76倍

1株当期純利益:20.6円(2027年2月期予想)、PER:35.0倍

1株配当:38円(2027年2月期予想)、配当性向:184%

配当利回り:5.2%、株主優待含む利回り:12.4%(3年以上1,000株保有時)

フリーキャッシュフロー:13.7億円(2026年2月期実績)

株主数:63,521名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会前の事前情報

①アパレル業界においては、物価高による実質賃金低下を背景とした個人消費の二極化と生活防衛意識による安価な実用品志向が強まる中、気候変動の影響により商品構成、投入時期の見直しを迫られるなど、舵取りの難しい経営環境が続いた。

国内事業については、店舗売上が前年比97.1%、EC売上が前年比93.4%と前年を下回った。FB・SBブランドでは、MOUSSYがデニムやコラボなどの好調により前年比103.8%と伸長した。SCブランドでは、RODEO CROWNS WIDEBOWLが既存店前年対比112.3%と回復したが、国内売上の約30%を占める主力ブランドであるAZUL BY MOUSSYが、年度を通して客数の減少が続き、全体の売上高減少の主要因となった。また、計画的な仕入コントロールの厳格化、在庫状況に合わせた早期換金により、商品評価損は前年から大幅に圧縮したが、当連結会計年度における国内事業の売上総利益は前年比97.3%と前年を下回った。一方、売上高の連動に伴う販売委託費の減少や固定費の抑制により、販売費及び一般管理費を前年を下回る水準でコントロールした結果、営業利益は前年を上回った。

③海外事業は、米国事業については、ECおよび卸売(高級百貨店、セレクトショップ向け)を中心としたビジネスモデルで日本製高級デニムを主とした販売に取り組んでいる。EC売上は前年を上回ったが、販売費及び一般管理費を圧縮しきれず、また主要百貨店の経営破綻の影響もあり前年比で減益となった。BELLE INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITEDとの中国合弁事業を解消し、中国卸売会社および中国小売会社の株式をBELLE INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITEDに譲渡した。当連結会計年度において、従来連結対象であった中国卸売会社は、連結対象から除外となり、その結果、連結売上高以下の減少要因となっている。また、当連結会計年度において、持分法適用対象会社であった中国小売会社は持分法適用対象外となり、持分法による投資損失の計上は無い。加えて、上記に伴い関係会社株式売却益が計上されている。

④当連結会計年度末における店舗数については、国内店舗数は331店舗(直営店254店舗、FC店77店舗)、同海外店舗数は5店舗(直営店1店舗、FC店4店舗)、合計336店舗になった。以上の結果、当連結会計年度においては売上高514億99百万円(前年比11.5%減)、営業利益3億21百万円(前年比60.5%減)、経常利益3億83百万円(前年は16億83百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益3億66百万円(前年は25億75百万円の損失)となった。
2024年2月末の国内店舗数は361店舗(直営店272店舗、FC店89店舗)、同海外店舗数は6店舗(直営店1店舗、FC店5店舗)、合計367店舗。
2025年2月末の、国内店舗数は340店舗(直営店255店舗、FC店85店舗)、同海外店舗数は6店舗(直営店1店舗、FC店5店舗)、合計346店舗。
2024年2月末から、店舗数が約1割減少しており、減少傾向がいつまで続くのか気になるところ。

⑤国内事業においては、高収益ブランドへの経営資源の集中投下と成長期待のあるブランドの出店拡大を継続すると共に、売上高100億円超の新規ブランドの開発、グローバルブランドの創出に注力していく。一方で、主力SCブランドであるAZUL BY MOUSSYの客数・売上高の回復は急務であり、好調ブランドの企画力・ブランド発信力のノウハウを導入し、ブランド価値・集客力を高め、売上高を回復させていく。海外事業については、中国事業は、昨年度にBELLE INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITEDとの中国合弁会社を売却しリスクオフしており、安定したロイヤリティ収入へ事業転換している。また、米国事業は、日本製高級デニムを主とした収益性が高い卸売に絞って継続していく。組織のスリム化、省人化を推進すると共に、ブランド毎に構築されていた事業運営を刷新し、事業部運営を集約型に転換することで全社最適化および筋肉質な収益構造を目指していく。当社は、JD.com,Inc.と日本における消費財関連企業などへ投資を行う合弁会社「DB Capital Limited」を2025年12月22付で設立した。同社を通じて、日本が誇る技術と文化を世界へ発信し、国内のモノづくり企業の価値向上を推進していく。2027年2月期の連結業績予想は、売上高52,970百万円(前年比2.9%増)、営業利益1,352百万円(前年比320.9%増)、経常利益1,302百万円(前年比239.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益743百万円(前年比102.5増)を見込んでいる。

⑥2026年4月14日に中期経営計画を公表。2028年2月期に、連結売上高570億円、連結営業利益26億円、親会社株主に帰属する当期純利益15億円。

⑦非上場の親会社等(その他の関係会社)であるBelle International Holdings Limitedについ
ては、東京証券取引所上場規程の趣旨を説明し継続的に交渉しているものの、Belle International Holdings Limitedの決算情報を入手できておらず、開示することが困難となっている。引き続きBelle International Holdings Limitedに対し上場規程の趣旨を説明し、決算情報の開示ができるよう努めていく。

⑧使用人数は、2026年2月末1,266名。
人手不足の中、2025年2月末1,381名から約1割減少しており、店舗数の減少傾向と共に気になるところ。

⑨取締役候補者5名中、70歳以上の候補者は松﨑曉さん(1954年生まれ、72歳)、奥村萬壽雄さん(1947年生まれ、79歳)の2名。
役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいと思う。

⑩監査等委員である取締役と社外取締役を除く取締役3名の報酬等の総額は15,300万円。2025年5月に就任した1名を9ヶ月分として試算すると、単純平均で取締役1人当たり5,563万円。
2026年2月期の営業利益321百万円の状況から考えると、高額な役員報酬が気になるところ。

 

株主総会での個人メモ

①取締役の盛放さんは、所用により欠席。

②事業報告は、動画にて説明されていたが、PR色が強く、PLやBSの報告は割愛されていた。また、監査報告も割愛されていた。
業績について触れたくないのかもしれないが、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の状況くらいは説明されたほうが良いと思う。

③質疑応答で、「ブランド数が多い。顧客ターゲットは?それぞれのブランドでデザイナーがいるのか?」との旨の質問あり。「17ブランドある。2000年に渋谷109にて「MOUSSY」で創業した。ギャルブームに乗り、3年で売上高100億円を達成した。ギャルブームの聖地の渋谷109で、「SLY」「RODEO CROWNS」「rienda」を開発した。渋谷109の売上高の約24%を占めたこともある。バロックジャパンリミテッド=ギャルブランドとして認知された。その後、ギャルブームが落ち着き、次の戦略として、「AZUL」よりも買いやすい「AZUL BY MOUSSY」が郊外モールで大きく成長した。「RODEO CROWNS」も郊外型へ移行していった。その後、アジア・中国への進出をしている。創業当初は、社員が昼間は店舗での販売、夜間はデザインをやっていた。自分たちの着たい服を作るとのコンセプトでやってきた。社員が30代になってきたこともあり、百貨店に「ENFOLD」ブランドで入っていった。ファッションビル・駅ビル、ショッピングセンター、百貨店の3つのセクターで対応している。採算性を考えつつ、社員やクリエイターのやりたいことを支援していく。」との旨の回答。

④質疑応答で、「ミューチュアル・クラウンが大株主となっている経緯を教えて欲しい。どういう会社なのか?」との質問あり。「2019年に中国への展開をしている。独資でやってきたが、先行する無印良品やユニクロに追いつき追い越すために、資本提携した。ベル・インターナショナル(ミューチュアル・クラウンの親会社)は、現地でナイキなどの代理店も行う靴販売を手掛けている。特定投資会社。」との旨の説明。

⑤質疑応答で、「第1号議案の資本準備金の減少は、配当を実施するためなのか?長期的に見据えた対応なのか?」との質問あり。「企業として長く発展していく事が大事。今の業績は、階段の踊り場。どうやって打破していくのか、いろいろ問題がある。状況の進展が速い。100年企業として末長く発展していくために、今やるべきこと、構造改革や投資を行うことができるようにするため。また、株主に対し配当を約束しているので、約束した配当を実施するため。」との回答。

⑥議案の採決方法は拍手での採決。
⇒議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、デジタル時代に会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したりして、その場で数字で示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

質疑応答で、社長の村井博之さんが「今の業績は、階段の踊り場」と説明されていましたが、2021年2月期から6年連続で、1株当たり当期純利益を上回る配当(タコ足配当)を実施している点がとても気になります。

中期経営計画通りに業績の改善が進まない場合、減配や株主優待の改悪がないかとても心配です。

良し悪しは別として、社員が年齢を重ねるにつれて、ブランドのターゲット年齢も連動するビジネスモデルとの印象を受けました。

業績が低迷している一方で、高額な役員報酬も気になりますが、まずは、タコ足配当からの脱却として、1株当たり当期純利益が年間配当金38円を上回ることができるのか、継続注視します。再投資も検討します。

 

2025年11月25日に到着したバロックジャパンリミテッドの株主優待についてはこちら↓

バロックジャパンリミテッドの株主優待が到着しました【2025年11月25日】 | ぽこタンの株主総会日記

 

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