アイフィスジャパンの株主総会に出席しました【2023年8月28日】

株主総会
スポンサーリンク

アイフィスジャパン 臨時株主総会

日時:2023年8月28日(月) 15:00-15:05

場所:アイフィスジャパン本社(九段下駅徒歩3分)

出席株主数:数名

お土産:無し

 

企業概要

アイフィスジャパン(7833)

HP:株式会社アイフィスジャパン (ifis.co.jp)

①関投資家・証券会社・メディア(個人投資家)市場に対してIFISResearchManager(主要証券会社が機関投資家向けに発行している証券調査レポートをWeb上で一元管理・検索・閲覧できる電子書庫サービス)やIFISConsensus(主要証券会社のアナリストによる業績予想数値を独自の“IFISコンセンサスポリシー”に基づいて算出したコンセンサス(市場予想平均)の提供)などを展開する「投資情報事業」(売上構成比26%)、証券会社・機関投資家・上場企業のIR部署に対して証券・生命保険資料・IR資料の印刷・配送などを展開する「ドキュメントソリューション事業」(売上構成比35%)、投信会社に目論見書等の編集・印刷・配送やマーケティング支援サービスなどを展開する「ファンドディスクロージャー事業」(売上構成比24%)、金融機関・事業会社・システムインテグレータなどに対して顧客要望にあわせた金融機関向けITシステムを構築または運用構築支援などを展開する「ITソリューション事業」(売上構成比15%)を運営。

筆頭株主は、代表取締役の大澤弘穀さんの資産管理会社の大澤商事で、323万株、33.4%を保有。
会長の大沢和春さんが、第2位の株主で、70万株、7.3%を保有。

株主優待(12月末)
100株:クオカード500円分

 

株主総会での個人メモ

①株主総会は、アイフィスジャパン本社での開催。

②議長は、代表取締役の大澤弘穀さんが務めていたが、司会者から「社長」と呼ばれていた。社内だけではなく、対外的にも「代表取締役社長」の役職に統一した方が分かりやすいと思う。

③「投資情報事業」の「IFISResearchManager」の料金体系は利用ID数に応じた月毎の定額制

④「投資情報事業」の「IFISConsensus」の料金体系は、「FISConsensusManager」が、利用ID数に応じた月毎の定額制。「FISConsensusData」が、データの利用項目数に応じた定額制。

⑤「投資情報事業」の「IFISDiscloseManager」は、決算短信・有価証券報告書等、TDnet、EDINET経由で発信される各種開示資料を掲載し、まとめて検索、閲覧できるサービス。料金体系は、利用ID数に応じた月毎の定額制。

⑥「投資情報事業」の「個人投資家向けASPサービス」は、機関投資家を中心に利用されているIFISConsensusを個人投資家の方々にも触れていただくため、ポータルサイトや証券会社を通して様々な切り口の独自性豊かな投資情報コンテンツを提供。料金体系は、「証券会社向けASPサービス」が毎の定額制とPV数に応じた従量制。「無料オープンサイトIFIS株予報」では、広告の一媒体として、有料で企業の広告を当サイト上に掲載。

⑦「投資情報事業」の「証券レポート作成システム」は、証券会社が顧客向けに発行するアナリストレポートの制作から配信までをカバーする業務システムを証券会社のリサーチ部門向けに提供。

⑧「投資情報事業」の「NPMServices」は、金融、特に日本株式に関する膨大なデータから目的に応じたデータをスピーディーに取得できるサービス、ソリューションを提供。

⑨「投資情報事業」の「キャピタルアイ・ニュース、データ」は、日本の資本市場の活動を報道するニュースサービス。料金体系は、「キャピタルアイ・ニュース」が、利用ID数に応じた月毎の定額制。「キャピタルアイ・データ」が、データの利用項目数に応じた定額制。

⑩2023年12月期第2四半期時点、「投資情報事業」は、ネット証券会社に提供している個人投資家向けコンテンツ開発は堅調に推移するとともに、証券レポート作成システムの新規案件を獲得することにより売上が増加。「ドキュメントソリューション事業」は、企業向け確定拠出年金関連ソリューションサービスについては、引合い/商談案件は堅調なものの開発案件のスケジューリング調整などが想定より時間を要しており、前年同期比では増収減益。「ファンドディスクロージャー事業」は、株価上昇の影響により年初比で増加しているが、印刷部数の減少傾向は継続しており、WEB/動画制作、投資信託関連資料類の受発注管理ソリューションの拡大に注力しているものの、印刷受注量の減少分を埋めるには至らず。「ITソリューション事業」は、システム開発会社からの業務委託形態での受注が大幅な増加。
連結業績予想値に対し増収増益で着地するも、通期連結業績予想は据え置き。

⑪現在入居中のビルが竣工後相応の年数が経過していること、フリーアドレス化やテレワーク推進に伴いオフィススペースの効率化が見込めると判断したため、2023年9月に、本社を東京都港区六本木一丁目へ移転予定。

⑫社外取締役を除く取締役3名の報酬等の総額は4,425万円。単純平均で取締役1人当たり1,475万円。

⑬議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、アイフィスジャパンの本社内での開催でしたので、良い機会となりました。

短時間の株主総会ではあったものの、代表取締役の大澤弘穀さんの質疑応答の対応などから、温和な雰囲気が伺えました。

印刷部数の減少傾向が継続しており、WEB/動画制作、投資信託関連資料類の受発注管理ソリューションの拡大に注力しているものの、印刷受注量の減少分を埋めるには至らずとのことで、今後の動向が気になりますが、財務内容良好で堅実な企業なので、再投資も検討します。

 

株主総会会場のアイフィスジャパン本社が入る日本弘道会ビル