ウィルズの株主総会に出席しました【2023年8月28日】

株主総会
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ウィルズ 臨時株主総会

日時:2023年8月28日(月) 10:00-11:05

場所:ウィルズ本社(虎ノ門ヒルズ駅徒歩2分)

出席株主数:約10人

お土産:無し

 

企業概要

ウィルズ(4482)

HP:WILLs (wills-net.co.jp)

①販売先の上場企業と機関投資家及び個人投資家をクラウド上で繋ぎインタラクティブに情報の取得・交換を行えるプラットフォームとして機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」・個人投資家マーケティングプラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」・顧客企業毎に異なる株主優待ポイントの合算利用を可能とする「プレミアム優待倶楽部PORTAL」・これらの株主管理プラットフォーム上で流通するコンテンツとなるESGソリューションを展開する「株主管理プラットフォーム事業」(売上構成比88%)を主に、「自社媒体Web広告」と「Web広告代理店及びアドバタイジングゲーム」のサービスを展開する「広告事業」(売上構成比12%)を運営。

筆頭株主は、社長の杉本光生さんで、608万株、29.1%を保有。
取締役の蓮本泰之さんが、第2位の株主として、283万株、13.5%を保有。
取締役の青山洋一さんが、第4位の株主として、57万株、2.7%を保有。

株主優待
6月末(6ヵ月以上継続保有)

700株:プレミアム優待倶楽部6,000ポイント
800株:プレミアム優待倶楽部7,000ポイント
900株:プレミアム優待倶楽部10,000ポイント
1,000株:プレミアム優待倶楽部12,000ポイント
2,000株:プレミアム優待倶楽部30,000ポイント
3,000株:プレミアム優待倶楽部60,000ポイント
10,000株:プレミアム優待倶楽部80,000ポイント
100,000株:プレミアム優待倶楽部100,000ポイント

従業員数は、63名(連結89名)と少人数体制。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会は、ウィルズ本社での開催。

②「プレミアム優待倶楽部」は「ポイント制株主優待」と株主の「電子化」(株主の電子メールアドレスを取得して法定書類を電磁的に提供し、また株主専用サイトにおける上場企業と株主との双方向コミュニケーションを実現すること)を組み合わせたサービス。主な収益は、ストック型のシステム利用料と、企業毎に異なる商品交換期間に発生する株主優待ポイント(所有株式数毎に付与)の利用料で構成されており、顧客数は、2022年12月末時点で80社。

③顧客株主は、企業毎の専用サイトである「企業名+プレミアム優待倶楽部」サイトへ登録することで、保有株式数や保有年数などに応じて株主優待ポイントが付与され、登録された情報をもとに上場企業が配信する招集通知をはじめとした法定書類を受領したり、電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」を通じ、電子議決権を行使したりすることができる。また、株主は、投資先企業とのコミュニケーション(電子議決権行使や社長メッセージ動画の閲覧)によってもポイントが付与される仕組みも用意されている。付与された株主優待ポイントは、全国から集めた優待商品と交換でき、加えて、「プレミアム優待倶楽部」を導入する他の投資先企業が発行する株主優待ポイントを、「WILLsCoin」に交換して合算することで、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」サイト上で、6,000点を超える優待商品の中から、より高額な商品を取得することができる。「WILLsCoin」での商品交換時の不足差額分をクレジットカード決済によって補填することや、商品をカード決済によって購入することが可能。なお、議決権行使の集計、及び株主優待ポイントの合算、利用の記録について、データの改竄防止やセキュリティ強化を目的としてブロックチェーン技術を活用。「ポイントサービス」とは、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」のような加盟サイトの登録促進、活性化および商品の販売促進などのマーケティング施策を目的に提供。ユーザーは加盟サイト及び「すぐたま」サイト上でアンケート回答、広告イベントの登録などの様々なアクションを起こし、ネットマイル(=共通ポイント)を獲得し、「ネットマイル」サイト上で、他社ポイント、航空マイレージ、電子マネー、寄付など200種類以上の様々な特典と交換することが可能。

④「IR-navi」は、当社創業来の基盤サービスであり、上場企業へ提供している機関投資家マーケティングプラットフォーム。 主な収益は、ストック型のシステム利用料であり、顧客数は2022年12月末時点で318社。「IR-navi」の主な機能は、「株主状況の把握(国内投信及び海外ファンドの株式保有状況のデータベースが日次で更新されており、自社及び他社の株式保有状況の把握が可能。また、国内外の機関投資家の運用スタイルなどのプロフィールが検索可能。)」、「投資家のターゲティング(国内の全上場企業及び海外主要企業約32,000社の国内外機関投資家による株式保有状況を確認できるため、 競合他社の保有状況との比較や投資スタイル別の投資家抽出により、潜在投資家のターゲティングが可能。)」、「IR業務の効率化(国内外機関投資家(国内:約4,000名、海外:約100,000名)のパーソナルデータベースを保有し、メールにて決算説明会案内やアニュアルレポートなどを発信可能。また、面談履歴、IRイベントの出欠、電子議決権行使結果も一元管理が可能。)」

⑤「ESGソリューション」は、統合報告書やアニュアルレポートなどの投資家とのコミュニケーションツールを企画、制作するサービス。 統合報告書やアニュアルレポートなどのIRツール制作を行う企業が多く存在する中、当社がサービスを提供した企業はWICIジャパン(知的資産/資本やKPIの開示改善を目指す国際団体(世界知的資本・知的資産推進構想)の日本組織)による統合報告優良賞の同時複数受賞など多数の賞を受賞していることが、提供サービスの品質に対する評価にも繋がり、安定的な顧客基盤を有している。

⑥決算説明会の企画及び運営サポートを行うサービスとして、新型コロナウイルス感染症の拡大防止、株主管理、及びIR分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的にバーチャル株主総会、オンライン決算説明会の各サービス提供も開始。

⑦自社媒体Web広告 「すぐたま」は、ネットマイル社が運営するWeb広告配信を展開。

⑧「Web広告代理店及びアドバタイジングゲーム」は、「ポイント・自社媒体広告事業」で蓄積してきたWebマーケティング及びWeb広告のノウハウを生かして広告代理店として顧客のWeb広告活動をサポートし、また、顧客のWebサイトに当社が開発したゲームソリューションを導入し、導入先のWeb広告売上の向上やユーザーのロイヤリティ向上などを図る事業。 「Web広告代理店」は、広告主が希望する広告を、当社が広告代理店として提携している様々なWeb媒体に配信するサービス。 また、「アドバタイジングゲーム」は、当社が開発したゲームエンジンを顧客のWebサイトに導入することで、Webサイトのユーザーが「すごろくゲーム」などのゲームで遊ぶことができるようになるサービス。ゲームへの定期的な参加により、導入先のユーザーの活性化、ロイヤリティ向上を図り、また、当該ゲーム上で前述の「Web広告代理店」にて獲得した広告を配信することで、導入先のWeb広告売上の向上を実現。

2023年12月期第2四半期時点、プレミアム優待倶楽部の契約社数は87社。TOB等による上場廃止、優待制度の目的達成による優待廃止の傾向はあったものの、東証の市場再編に伴う流動性の改善需要が強くなり、契約社数は7社の純増

⑩HEROZ(4382)と業務提携。HEROZと連携し、IR支援分野では日本で初めてとなるAIを活用したサービスの拡充及び新サービスの展開を図る。当社「IR-navi」に HEROZ の「企業の経営診断AI(仮称)」を搭載し、上場企業へ提供。HEROZ による「プレミアム優待倶楽部」に関するAIツールの開発。

⑪質疑応答で、「新任取締役候補の貝田敏明さんに期待する役割」について質問あり。「営業本部長を予定している。野村證券での経験を活かし、時価総額500億円以下の企業に対して資本政策の必要性の説明など、営業対応強化につなげたい。」との回答。

⑫質疑応答で、「PBR1倍の達成を求められている企業に営業することで、業績向上の絶好の機会では?」との質問あり。「電子化による管理コストの低減や、株式の持ち合い解消の受け皿に個人投資家が考えられることなどを含め、資本政策のコンサルティングとして対応していく。」との説明。

⑬質疑応答で、「プレミアム優待倶楽部の契約者数は増加傾向だが、解約する企業も多い。契約先から見て何かしら魅力がかけている部分があるようにも見えるので、今回の営業部門強化策を期待している。」との意見あり。「契約先のフォローアップ体制が欠けていた。資本政策のコンサルティング対応で解約率を下げていきたい。」との回答。

⑭質疑応答で、「プラットフォームの利用料のモデルは?」との質問あり。「株主の人数で違ってくるが、時価総額500億円規模の企業で350-400万円、1,000億円規模の企業で800-1,000万円、大企業で1,500万円のイメージ。現状、時価総額500億円規模の企業が8割。」との説明。

⑮社外取締役を除く取締役5名の報酬等の総額は10,711万円。単純平均で取締役1人当たり2,142万円。

⑯議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、ウィルズの本社での開催でしたので、好感を持ちました。

株主総会では、社長の杉本光生さんの、せっかくの機会とのことで、積極的に質問を募る姿勢や、丁寧な回答に好感を持ちました。

プレミアム優待倶楽部については、自社製品やサービスに妥当な株主優待が無い企業がプレミアム優待倶楽部を利用することが多く、自社製品やサービスを株主優待としている企業に比べて株主優待にかかるコストが高くなってしまい、この部分がフォーカスされ、せっかく獲得した契約の解約につながっているようにも見えます。

契約先へのフォローアップが欠けていたとの説明もありましたが、解約に至る理由の真因の究明をおこない、契約先から見たプレミアム優待倶楽部の魅力の向上(プレミアム優待倶楽部を受け取る投資家の満足度向上、契約先が気付いていないシステムの魅力のPR、PBR1倍達成へのコンサルティングなどの他サービスを絡めたアプローチ)を期待しています。

 

株主総会会場のウィルズ本社が入る虎ノ門2丁目タワー
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