日本国土開発の株主総会に出席しました【2023年8月25日】

株主総会
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日本国土開発 第94期定時株主総会

日時:2023年8月25日(金) 10:00-10:55

場所:日本国土開発本社(神谷町駅徒歩1分)

出席株主数:約40人

お土産:無し、日本国土開発のロゴ入りミネラルウォーターの配布あり

 

企業概要

日本国土開発(1887)

HP:日本国土開発 (n-kokudo.co.jp)

①日本国内と東南アジアを拠点に総合建設会社としてダム・河川・橋梁・トンネル・道路・上下水道・造成工事などの社会基盤整備及び震災関連復興工事から太陽光発電所建設工事まで幅広い工事の施工管理をおこなう「土木事業」(売上構成比25%)、建築デザイン計画ソリューションや食品工場エンジニアリング(衛生管理対策・セキュリティ対策・人や物の動線計画などの最適なご提案)や免震エンジニアリング(地域性・地盤状況・建物特性などから免震を導入する建物の地震リスク予測を綿密に行い免震による効果を解析して最適なプランのご提案)などお客様のニーズに合わせたソリューションの提供をおこなう「建築事業」(売上構成比64%)、不動産開発事業や不動産賃貸事業や再生可能エネルギー事業や墓苑事業などをおこなう「関連事業」(売上構成比11%)を運営。

各種不動産サービスを提供するザイマックスが、第2位の株主として、586万株、6.9%を保有。
航空測量をおこなうアジア航測(9233)が、第7位の株主として、318万株、3.7%を保有。
道路舗装大手の東亜道路工業(1882)が、第8位の株主として、300万株、3.5%を保有。
地盤改良などの基礎工事大手の日本基礎技術(1914)が、第9位の株主として、290万株、3.4%を保有。

主要顧客は、環境省で売上高比9%。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会会場は、日本国土開発本社での開催。

②社長の朝倉健夫さんが病気療養のため、2023年7月18日より取締役の曽根一郎さんが代表取締役として追加選定され、社長業務を代行。株主総会の議長も、曽根一郎さんが対応されていた。

③林伊佐雄さんが、8月25日の定時株主総会の承認を経て社長に就任予定。

土木・建築事業の業績が悪化したが、関連事業では計画通り販売用不動産の一部売却と再生可能エネルギー事業のストック収益によって一定の利益を確保。

⑤2023年5月期の受注高は前期比減ではあるものの、繰越高は高い水準を維持。2024年5月期は働き方改革推進と受注時採算確保を両立させるとともに、前期比増を目指す。

⑥配当は、継続的に安定した株主還元を実施することを目的に、株主資本を基準とする「DOE」を採用。DOEは2.5-3.0%水準を目標としている。

⑦決算説明会資料にて、「PBR1.0倍に向けた取り組みについて、具体的なアクションプランは策定次第、速やかに開示する」との記載あり。

⑧質疑応答で、「国内金利が上昇した場合の業績への影響」について質問あり。「資金調達には影響は無い。」との回答。需要面については、業績にどのような影響があるのか説明が無く、気になるところ。

⑨質疑応答で、「「土木事業の特定大型造成現場での是正工事による追加原価の発生」とあるが、発注者や下請け業者での負担とはならなかったのか?」との質問あり。「当社の不具合により発生した是正工事のため、当社での負担となる。対象の工事は第93期から第95期にかけての対応だが、第94期(前期)に引当金を計上した。」との回答。

⑩監査等委員である取締役を含む取締役候補者10名中、70歳以上の候補者は高津浩明さん(1952年生まれ、70歳)、鴨志田文彦さん(1951年生まれ、71歳)、齋藤祐一さん(1945年生まれ、77歳)の3名。役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいと思う。

⑪社外取締役と監査等委員である取締役を除く取締役3名の報酬等の総額は13,900万円。単純平均で取締役1人当たり4,633万円。

⑫議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

2003年の会社更生手続きを経て、2019年に再上場した会社ですが、国策の国土強靭化計画の流れで興味を持ち、平均517円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、日本国土開発の本社での開催でしたので、好感を持ちました。

株主総会の質疑応答では、1度の指名で質問は1問のみとのことでしたが、1度の指名で2問質問していた株主に対しては、1問目のみを質問として扱ったり、議案とは関係の無い話を長く続ける株主には、質問の要点を促したりと、議長を代行された取締役の曽根一郎さんの毅然とした対応が目に留まりました。

株主総会終了後、病気療養中の社長の朝倉健夫さんからの退任の挨拶の代読がありました。また、新社長に就任される予定の林伊佐雄さんからも挨拶がありました。特に、林伊佐雄さんの「社員の意見をよく聞くことがポリシー」との言葉が印象に残りました。

PBR1.0倍に向けた具体的なアクションプランの開示と、新社長の林伊佐雄さんの手腕に期待して、継続保有の予定とします。

 

株主総会会場の日本国土開発本社が入るヒューリック神谷町ビル
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