オークファンの株主総会に出席しました【2022年12月21日】

株主総会
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オークファン 第16回定時株主総会

日時:2022年12月21日(水) 10:00-10:15

場所:ホテル雅叙園東京(目黒駅徒歩3分)

出席株主数:約10人

お土産:無し、ミネラルウォーターの配布あり

 

企業概要

オークファン(3674)

HP:株式会社オークファン (aucfan.co.jp)

①商品の査定/鑑定などの可視化を行う「在庫価値ソリューション事業」、商品の出品/修理/配送を行う「商品流通プラットフォーム事業」を運営。将来性のある国内外のベンチャー企業に向けた投資やアドバイザリーを行う「インキュベーション事業」も手掛ける。

②筆頭株主は、社長の武永修一さんで、武永修一さんの資産管理会社のS173の保有分も含め、532万株、50.2%を保有。

③社長の武永修一さんが、議決権の過半数以上を保有しているので、武永修一さんの意思一つで物事を決められるオーナー企業

2022年10月21日に、連結完全子会社であるSynaBizで、不適切な会計処理の疑いがあるとのIRを発表。特別調査委員会を設置、2022年9月期決算発表を延伸。

株主優待(9月末)
300株:5,000円相当の廃棄ロス削減セット、または、NETSEAクーポン
500株:7,000円相当の廃棄ロス削減セット、または、NETSEAクーポン
1,000株:15,000円相当の廃棄ロス削減セット、または、NETSEAクーポン

 

株主総会での個人メモ

①株主総会の冒頭で、社長の武永修一さんから、SynaBizに関する特別調査委員会による調査があり、事業報告、連結計算書類、計算書類及び監査報告書を提供できず、別途、本総会の継続会を開催したいとの説明がありました。

②社長の武永修一さんは、1978年生まれ44歳の若い社長。

③質疑応答では、「SynaBizの不適切な会計処理が発覚した経緯」や、「デューデリジェンス(M&Aなどの際に対象となる企業の価値やリスクを詳しく把握するために実施される調査)が機能していたか」などの質問が出ていました。
社長の武永修一さんは即答はせず、事務局のメモを待ってから、「デューデリジェンスは、通常業務の範疇で対応していたが、デューデリジェンスが機能していたのか、また、不適切な会計処理が発覚した経緯などについては、特別調査委員会による調査中なので、回答できない。」との説明をされていました。
ただし、2022年10月21日のIRで、「外部機関による 2022年7月31日から現在に至るまでのヒアリング調査に対応する過程において、SynaBizを当事者とする過去の商品販売委託取引において不適切なものがないかどうかにつき社内調査を実施し、検討を進めていたところ、2022年9月期を含む複数事業年度に渡ってその実在性に疑念がある商品販売委託取引その他の不適切な商品取引及び不適切な会計処理が行われていた疑念があることを認識いたしました。」と発表しているので、この内容程度は丁寧に説明したほうが印象がよかったのではと感じました。

④2015年7月に、ディー・エヌ・エーが運営するBtoB卸モールを承継した「NETSEA」の株式を100%取得。2016年1月に、「リバリュー」の株式を100%取得。2016年9月に、「NETSEA」と「リバリュー」が合併し、SynaBiz発足

SynaBizは、オークファンの主力事業であるNETSEAとNETSEAオークションの2つのBtoBマーケットプラットフォームを運営。オフィスは、オークファンと同一フロアにあり、人事制度も社内外イベントもオークファンと一緒に行っているとのこと。

⑥第2号議案で、取締役4名選任の件について採決を行いましたが、SynaBizの代表取締役は武永修一さんでもあり、SynaBizに関する特別調査委員会による調査が完了し、関係者の責任の所在が判明してから、継続会での採決対応の方がよかったのではと感じました。

⑦SynaBizに関する特別調査委員会による調査の完了予定は、2023年1月中旬との説明。

⑧第2号議案の採決後、「継続会の日程について取締役会への一任」についての採決があり可決されました。一旦、休会となり、続きは継続会で実施することが決定。継続会に出席できる株主は、本総会の株主と同一で、事業報告、連結計算書類、計算書類及び監査報告書を添付し、別途、案内するとのこと。

 

株主総会を終えて感じたこと

在庫管理ソリューションに興味があり、株価も上場来安値圏で推移していたので平均523円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

連結完全子会社のSynaBizでの不適切な会計処理の疑いの発生は想定外でしたが、まずは2023年1月中旬の特別調査委員会の調査結果を待ちたいと思います。また、継続会では、社長の武永修一さんから、特別調査委員会の調査結果について丁寧な説明が必要だと思います。

過度な期待はしていませんが、継続保有の予定とします。

 

株主総会会場のホテル雅叙園東京
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