FPGの株主総会に出席しました【2024年3月1日】

株主総会
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FPG 臨時株主総会

日時:2024年3月1日(金) 11:00-11:20

場所:FPG本社(東京駅直結)

出席株主数:約30名

お土産:無し

 

企業概要

FPG(7148)

HP:株式会社FPG

①オペレーティング・リース事業案件の組成および管理ならびに投資家への匿名組合出資持分・任意組合出資持分・信託受益権の販売をおこなうことで手数料などの収益を得る「リースファンド事業」(売上構成比31%)、国内不動産を対象としたFPG信託の信託機能を活用した不動産小口化商品や海外不動産を対象とした集団投資事業案件を投資家に提供する「不動産ファンド事業」(売上構成比67%)、保険事業やM&A事業やプライベートエクイティ事業および航空事業などをおこなう「その他事業」(売上構成比2%)を運営。

筆頭株主は、社長の谷村尚永さんの資産管理会社のHTホールディングスで、谷村尚永さん個人での保有分を含めると、2,649万株、31.0%を保有。

 

株式情報

時価総額:1,698億円(2024年2月29日時点)

売上高:711億円(2023年9月期実績)⇒727億円(2024年9月期予想)

株価:1,907円(2024年2月29日時点)

1株純資産:517円(2023年9月末時点)、PBR:3.68倍

1株当期純利益:154円(2024年9月期予想)、PER:12.3倍

1株配当:77.5円(2024年9月期予想)、配当性向:50%

配当利回り:4.0%

株主数:29,760名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会での個人メモ

①株主総会は、FPG本社内の会議室で開催。

②2024年9月期第1四半期は、リースファンド事業と国内不動産ファンド事業がけん引し、売上高243.9億円(前年比+69.7億円、+40.1%)、経常利益85.9億円(前年比+15.4億円、+21.9%)となり、いずれも四半期ベースでの過去最高を更新。

③リースファンド事業は、積極的な販売を推進した結果、出資金販売額が577億円(前年比+128億円、+28.5%)となり、四半期ベースでの過去最高を更新。CO2削減に関連したトランジション・ファイナンスに係る大型船舶案件を主体に積極的な組成を継続。

④国内不動産ファンド事業は、投資家の旺盛な需要が継続し、販売額が142億円(前年比+56億円、+66.8%)となり、第1四半期としての過去最高販売額を更新。過去最大の大規模案件である「FPGリンクス渋谷道玄坂」が完売し、累計販売額が1,600億円を突破。2023年12月に「FPGリンクス新橋」を組成。

⑤海外不動産ファンド事業は、投資家の強い需要の継続を受け、米国ハワイ州の第2号案件を完売。2023年10月に第3号案件となる米国テキサス州の大規模集合住宅を組成し、販売を開始。

オンリーユーエアが、2023年12月26日付けで、関係当局から航空事業に係る新たな認可を取得したことを受け、当社グループの顧客基盤の一つである個人富裕層および法人に向けて、プライベートジェット事業を展開することを2023年12月26日の取締役会にて決定。オンリーユーエアがプライベートジェット事業を営むためには、上記認可に加え、実機訓練や関係当局による運航管理施設等の検査に合格する必要があるが、想定より準備が前倒しで進捗している結果、2024年4月頃にプライベートジェット事業を開始することを予定。

⑦質疑応答で、「コスト面を考慮し、12月に開催した定時株主総会に、本議案(定款へのプライベートジェット事業の追加)を含めたほうが良かったのでは?」との質問あり。「指摘の通りだが、航空事業の認可がいつ取得できるのかが読めなかった。」との回答。

⑧質疑応答で、「プライベートジェット事業が利益に貢献できる時期はいつ頃を見込んでいるのか?」との質問あり。「具体的な時期には言及できないが、5年後とかでは無い。」との説明。
数年後には利益への貢献を期待できそうなニュアンスを感じた。

⑨質疑応答で、「プライベートジェット事業の営業エリア」について質問あり。「日本国内で本事業をおこなっている会社が無いので、断定的なことは言えない。日本国内70の空港がある。ホンダジェットを利用し、パイロット以外に6人搭乗可能。4年程の期間、毎年2回利用できる。」との回答。

⑩質疑応答で、「プライベートジェット事業のFPGとオンリーユーエアの役割」について質問あり。「FPGは顧客の募集をおこない、子会社のオンリーユーエアが運航をおこなう。」との説明。

⑪社外取締役を除く取締役3名の報酬等の総額は11,600万円。単純平均で取締役1人当たり3,866万円。

⑫議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、デジタル時代に会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したりして、その場で数字で示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

株主総会会場は、FPG本社内の会議室でしたが、残念ながらフロアの様子は伺えませんでした。

質疑応答では、社長の谷村尚永さんが丁寧に回答対応をされていたのが印象的でした。

富裕層向けのビジネスを手掛けているので、今後の成長に期待が持てそうに思います。成長企業として再投資も検討します。

 

株主総会会場のFPG本社が入るJPタワー