日本化学工業の株主総会に出席しました【2023年6月27日】

株主総会
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日本化学工業 第165期定時株主総会

日時:2023年6月27日(火) 10:00-10:25

場所:日本化学工業本社(東大島駅徒歩8分)

出席株主数:約10人

お土産:無し、ペットボトルのお茶やミネラルウォーターの配布あり

 

企業概要

日本化学工業(4092)

HP:Nippon Chemical Industrial Co.,Ltd. (nippon-chem.co.jp)

①クロムやシリカやリンやバリウムなどの無機化学製品を製造販売する「化学品事業」(売上構成比53%)、チタン酸バリウムなどの電子セラミック材料や金属被覆の導電性材料の回路材料などを製造販売する「機能品事業」(売上構成比42%)、不動産賃貸をおこなう「賃貸事業」(売上構成比2%)、書籍の販売や原材料と製品の分析業務をおこなう「その他」(売上構成比2%)を運営。

大株主は、化学品商社で主要顧客の小西安が、第5位の株主として、18万株、2.0%を保有。

主要顧客は、電子部品大手のTDK(6762)向けが売上比13%、小西安向けが売上比11%。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会の会場は、日本化学工業本社の研究棟記念ホールでの開催で好感が持てる。株主席から向かって左側側面に役員席、左側前方奥に議長席があり、あまり見かけないレイアウト。総会終了後、最寄り駅までの車の手配があった。

②総会屋対策なのか、議長席を囲むように座る、不自然に大きな拍手をする株主が気になった。

販売価格の改定が進み増収も、主要取引先の生産調整が急速に進行したことに伴う操業度の低下により減益。

④化学品事業は売上増。クロム製品は、耐火物向け大幅落ち込み、めっき向けも低調も、価格改定を実施。シリカ製品は、土木・工業向け低調も、価格改定を実施。りん製品は、液晶・半導体、工業向けが大幅に落ち込むも、価格改定を実施。

⑤機能品事業は売上減。電子セラミック材料は、自動車堅調、通信向けと高純度炭酸バリウムは大幅落ち込み。有機機能材料は、ホスフィン誘導体で、量子ドット向け堅調も、その他海外向け触媒で大幅落ち込み、農薬で、主要顧客向け大幅落ち込み。電池・電子デバイス材料は、電池材料で、価格改定を実施。回路材料で、接着剤向け大幅伸長。高純度電子材料で、半導体向け大幅伸長も、一部製品で大幅落ち込み。

⑥中期経営計画は、2025年3月期に、売上高400億円、営業利益35億円

監査等委員である取締役を除き、取締役を4名から2名へ減員。取締役会において戦略的かつ機動的に意思決定が行えるようにとのこと。

⑧社長の棚橋洋太さんは、1976年生まれ47歳と若い社長。創業者一族。堂々とした説明姿勢が印象的。

⑨質疑応答で、「現状、PBR0.4倍程度。PBR1倍達成について、中期経営計画で目標として明記している企業もあるが、対応をどう考えているのか?」との質問あり。「株価を上げる対応を今後検討したい。」との回答。

⑩社外取締役を除く取締役4名の報酬等の総額は13,700万円。単純平均で取締役1人当たり3,425万円。

⑪議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

100年以上続く歴史のある企業で、業績も堅調であるものの、株価が安値圏で推移していたため、平均1,779円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、日本化学工業本社内での開催でしたので、良い機会となりました。

株主総会では、社員の方々の会場運営の素晴らしさを感じた一方で、総会屋対策?も気になりました。歴史のある企業なので、長年続けてきたことを止める難しさがあるのかもしれませんが、戦略的かつ機動的に意思決定が行えるように経営体制を変更するとのことなので、社長の棚橋洋太さんには、若さを武器に、種々の事業や業務についても、続けることと止めることの仕分けを進めて欲しいと思います。

過度な期待はしませんが、PBR1倍へ企業価値が向上することを期待して、また、130周年とのことで、記念配当にも期待しつつ、継続保有の予定とします。追加投資も検討します。

 

株主総会会場の日本化学工業本社
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