伊豆シャボテンリゾートの株主総会に出席しました【2023年4月4日】

株主総会
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伊豆シャボテンリゾート 臨時株主総会

日時:2023年4月4日(火) 10:00-10:35

場所:明治記念館(信濃町駅徒歩3分)

出席株主数:約10人

お土産:無し

 

企業概要

伊豆シャボテンリゾート(6819)

HP:伊豆シャボテンリゾート株式会社 (izu-sr.co.jp)

①「伊豆シャボテン動物公園」、「伊豆ぐらんぱる公園」、「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」、「伊豆海洋公園」、「伊豆高原旅の駅ぐらんぱるぽーと」などのレジャー事業を運営。

筆頭株主は、不動産賃貸業をおこなう山河企画で、271万株、9.5%を保有。

商号を、「ボディソニック」⇒「オメガ・プロジェクト」⇒「オメガプロジェクト・ホールディングス」⇒「ソーシャル・エコロジー・プロジェクト」⇒「伊豆シャボテンリゾート」へ度々変更。

株主優待(3月末)
1,000株:
1.伊豆シャボテン動物公園 平日ご招待券1枚(2名様分)
2.伊豆シャボテン動物公園 全日ご招待券1枚(1名様分)
3.伊豆ぐらんぱる公園 平日ご招待券1枚(2名様分)
4.伊豆ぐらんぱる公園 全日ご招待券1枚(1名様分)
5.ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン 平日ご招待券1枚(2名様分)
6.ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン 全日ご招待券1枚(1名様分)
7.伊豆高原グランイルミ 平日ご招待券1枚(2名様分)
8.伊豆高原グランイルミ 全日ご招待券1枚(1名様分)
9.アニタッチみなとみらい 平日無料エサ交換券(200円相当2枚)
10.アニタッチみなとみらい 全日無料エサ交換券(200円相当2枚)

 

株主総会での個人メモ

行動制限の緩和やこれに伴う全国旅行支援の影響による旅行客数の増加を受け、伊豆シャボテン動物公園をはじめとする伊東市所在の各施設の入園者数が想定をはるかに上回る増加をしたため、業績予想を上方修正

②伊豆シャボテンリゾートグループでは、1年間で約150万人のお客様をお迎えする施設を有している。今後のグループの成長のために、伊豆シャボテンリゾートグループの施設をまだご存じない方々に認知を促し、より多くのお客様にご来訪いただける施策を講じていくかが重要な課題であると考えている。

③「アニタッチみなとみらい」や、伊豆ぐらんぱる公園における「グランイルミ」などへの新たな設備投資、また老朽化した既存設備の修繕などを行い、運営施設の全般的な魅力向上に努めることが、集客力の強化の課題。

④伊豆シャボテンリゾートグループが運営するアニタッチみなとみらいが、当期において15万人を超えるお客様にご来場いただいたこと、また、伊東市所在の各施設における来客数も堅調に推移しているため、業績は新型コロナウイルスの影響を受けた2022年3月期と比較し改善。

「グループ知名度の向上」をさらに推進するにあたり、伊豆ドリームビレッジとの間で、当社を株式交換完全親会社、伊豆ドリームビレッジ社を株式交換完全子会社とする株式交換を実施する。伊豆ドリームビレッジ社の普通株式1株に対して、当社の普通株式 1,600株を割当て交付。また、本株式交換により交付する伊豆シャボテンリゾートの普通株式の数は8,000,000株の予定。

伊豆ドリームビレッジ社は、伊豆シャボテン動物公園に隣接する伊豆シャボテンヴィレッジ及び伊豆グランヴィレッジを運営するグランピング施設(2か所)、伊豆シャボテン動物公園のオフィシャルホテル(プチホテル)、当該施設に隣接するレストラン(ラシック)の運営会社。

⑦ケプラムは、当社子会社である株式会社伊豆シャボテン公園が所有する伊豆シャボテン動物公園及び伊豆ぐらんぱる公園が所在する土地を所有し、賃借料収入を得ていた。2014年、当社において代表者の交代があって以降、ケプラムは、伊豆シャボテン動物公園及び伊豆ぐらんぱる公園の両公園における集客は増加傾向にあることを把握していた。同時に、ケプラムは、当社子会社である株式会社伊豆シャボテン公園においては、宿泊施設の運営事業を行っていないことも認識していた。そこで、2018年、ケプラムは、宿泊施設の建設に関して当社子会社である伊豆シャボテン公園にも相談し、相乗効果を考えた同社からも好意的に捉えられ、2018年9月、宿泊業を目的とした伊豆ドリームビレッジを設立した。

伊豆ドリームビレッジの設立に際しては、ケプラムの関連会社である船カンショートコースが主体となり、船カンショートコースの株主の広共に出資の打診を行った。また、広共の関連会社であるロイヤル観光が柏温泉リゾートの株主でもあったことから、広共がロイヤル観光を介して船カンショートコースを柏温泉リゾートに紹介し、伊豆ドリームビレッジ社への出資の打診を同様に行った。結果として、船カンショートコースは、広共及び柏温泉リゾート両社の同意を得られたため、3社出資により伊豆ドリームビレッジ社を設立した。

⑦伊豆ドリームビレッジでは、2018年9月、グランピング施設の建設に着手しようとした際に、その建設予定地に隣接する第三者が運営する宿泊施設「伊豆高原リゾートクラブこどもの城M俱楽部」が売却される可能性があることを聞き及びした。伊豆ドリームビレッジとしては伊豆シャボテン動物公園の集客増加傾向を見れば、本宿泊施設を改築・修繕を行うことで、順当に利益を上げられることが予想された。また、グランピング施設完成後における食材の取り扱い、調理、その他リネンの扱い等においても、宿泊施設運営の実績・ノウハウのある宿泊施設を有する有利性が感じられた。そこで、まずはグランピング施設の建設以前に、2018年11月に、本ホテルを買収することとなった。
伊豆ドリームビレッジは、ホテル買取り後の2019年10月に「伊豆高原リゾートクラブこどもの城M倶楽部」をリニューアルした際に、当社子会社である伊豆シャボテン公園に対し、伊豆シャボテン公園の近隣の宿泊施設であることから当社施設名「シャボテン」を使わせてほしいと申し出てきた。当社グループとしてもオフィシャルホテルとしての位置づけを担っていただくべく、施設名を前名称から「伊豆シャボテンヴィレッジプチホテル」と改称することとなった。また、伊豆ドリームビレッジが 2020年2月にグランピング施設をオープンする際にも同様に「伊豆シャボテンヴィレッジ」という施設名称とした。これにより当社施設である伊豆シャボテン動物公園と至近距離にあるグランピング施設であることを明確にし、双方の施設の来客者数の向上をめざし成果を上げることができた。
当社グループとては伊豆にある5か所の自社施設について、宿泊施設をグループとして一体化して運営することにより、これらの自社施設を滞在型リゾートとしてさらに発展することが可能であるとの判断、および宿泊施設運営のノウハウを手に入れることにより、他県・他地域での宿泊施設運営という新たな分野への進出が可能となる、以上の判断により伊豆ドリームビレッジ社を子会社とし宿泊業への進出という判断に至った。

⑧質疑応答で、「配当を実施する意思はあるのか?」との質問あり。「コロナが無ければ、既に配当を実施していたと思う。近々、配当開始したい。」との回答。

⑨質疑応答で、「今回の伊豆ドリームビレッジの子会社化で、宿泊関連の株主優待の拡充はあるのか?」との質問あり。「検討しているので楽しみにして欲しい。」との回答。

⑩質疑応答で、「伊豆ドリームビレッジの経営成績」について質問あり。「2023年3月期決算の税引き前利益予想として、1.3~1.5億円と見ている。今期は、伊豆シャボテンリゾートの業績に、税引き前利益として2.3~2.5億円の上乗せになると見ている。」との説明。

⑪社外取締役を除く取締役4名の報酬等の総額は2,720万円。単純平均で取締役1人当たり680万円。

⑫議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

株主総会では、社長の北本幸寛さんの、自分の言葉で丁寧に穏やかな口調で質疑応答の対応をされている姿が印象的でした。株主総会閉会時の、「次回、定時株主総会でもお待ちしています。」との締めのコメントも好印象でした。

業績も安定しており配当開始や株主優待拡充の期待、宿泊施設を獲得したことでツアー営業も可能となり業績の拡大が期待されます。また、新たな設備投資、老朽化した既存設備の修繕など、運営施設の魅力向上も楽しみにしています。

 

株主総会会場の明治記念館
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