ビーロットの株主総会に出席しました【2023年3月24日】

株主総会
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ビーロット 第15回定時株主総会

日時:2023年3月24日(金) 10:00-10:35

場所:日比谷国際ビル(霞ヶ関駅直結)

出席株主数:約20人

お土産:ロゴ入りフリクションボール

 

企業概要

ビーロット(3452)

HP:株式会社ビーロット│不動産金融コンサルティング (b-lot.co.jp)

①不動産再生や不動産開発をおこなう「不動産投資開発事業」(売上構成比73%)、不動産仲介や不動産コンサルティングをおこなう「不動産コンサルティング事業」(売上構成比12%)、アセットマネジメントや不動産賃貸をおこなう「不動産マネジメント事業」(売上構成比14%)を運営。

筆頭株主は、社長の望月雅博さんで、201万株、10.3%を保有。
会長の宮内誠さんが代表を務めるエムアンドエムが第2位の株主で、宮内誠さんの個人での保有分を含めると、273万株、14.0%を保有。
取締役の長谷川進一さんの資産管理会社のシルク・キャピタルが第3位の株主で、長谷川進一さんの個人での保有分を含めると、233万株、12.0%を保有。
取締役の望月文恵さんも第7位の株主として、36万株、1.8%を保有。
取締役の江崎憲太郎さんも第10位の株主として、24万株、1.2%を保有。

株主優待(12月末)
100株:オリジナルクオカード1,000円分

※2022年12月末をもって株主優待制度廃止

 

株主総会での個人メモ

①株主総会の冒頭で、会長の宮内誠さんから、「会議を円滑に行う目的で、議長を社長の望月雅博さんから自身へ変更」したいとの提案と採決があり、可決され、議長は宮内誠さんが務めた。議長を変更した真因が気になる
本株主総会の議案として、「議長を取締役社長から代表取締役へ変更」する旨の定款の変更議案も上程され、可決。

②ビーロットの強みは、「資産運用、投資提案、資金調達、節税・相続、事業継承の富裕層サービス」、「経営陣が培ってきた質の高い富裕層・投資家ネットワークを活かした情報開拓力」、「事業用不動産取引の豊富な経験と洗練された専門知識他社との差別化を図る企画力」。

③中期経営計画は利益重視で、2023年12月期に経常利益3,640百万円、当期純利益2,440百万円。

④利益還元を配当金に集約のため、株主優待は廃止。株主数が27,787名まで急増したことも廃止の要因に思う。

⑤2015年以降、毎期、M&Aまたはグループ会社設立を実施。

⑥本株主総会の議案として、今後の事業展開に備え、「リース業、リース代行業務及びレンタル業」を事業目的に追加する定款の変更議案が上程され、可決された。リース業やレンタル業が、今後のM&A候補になる可能性あり

⑦質疑応答で、「金利上昇の経営への影響」について質問あり。「不動産市場には金利上昇の影響は時間差で遅れて出てくる。金利上昇を織り込んだ投資判断をしている。投資する物件の質にこだわりたい。問題のある不動産を仕入れ、改善して販売することで金融機関の信頼を得ている。借り入れは短期から長期への切替を進める。」との説明。

⑧質疑応答で、「配当性向についてどう考えているのか」との質問あり。「配当性向は20%以上を頭に描いて決めている。」との回答。

⑨取締役7名の報酬等の総額は28,900万円。単純平均で取締役1人当たり4,128万円。

⑩取締役6名中、宮内誠さん、望月雅博さん、長谷川進一さん、望月文恵さんの4名がサンフロンティア不動産出身

⑪議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したり、事前の議決権行使の具体的な数字を示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主優待と配当を含めた利回りが高く、不動産事業にも興味があり、平均596円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

株主総会では、会長の宮内誠さんが議長を務めていましたが、株主様と言うべきところをお客様と言い間違えていたところに会社の姿勢が表れていたように感じ、好感を持ちました。

不動産市場にとって金利上昇は逆風となりますが、富裕層のインフレ対策需要を上手く捉え、強みの富裕層サービスの成長を期待して、継続保有の予定とします。

 

株主総会会場の日比谷国際ビル
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