ランドビジネスの株主総会に出席しました【2022年12月20日】

株主総会
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ランドビジネス 第38回定時株主総会

日時:2022年12月20日(火) 10:00-10:15

場所:霞が関ビルディング(虎ノ門駅徒歩2分)

出席株主数:約20人

お土産:「北朝鮮の朝鮮人民軍?の画像資料3枚」と「西郷隆盛と大隈重信?の画像資料1枚」が入ったクリアファイル

 

企業概要

ランドビジネス(8944)

HP:賃貸・分譲・不動産開発・建設・設計・施工監理をトータルにプロデュースする不動産デベロッパー、株式会社ランドビジネス (lbca.co.jp)

①オフィスビルの「賃貸事業」、オフィスビル建築やリビルドなどの「不動産投資事業」、不動産の有効活用サポートなどの「設計建築事業」を運営。新規事業として、「カフェ・レストラン事業」と「服飾事業」を育成中。

筆頭株主は、会長の亀井正通さんで、764万株、38.5%を保有。
第2位の株主は、亀井綾子さんで439万株、22.1%を保有。

③亀井家で60.6%の議決権を保有。会長の亀井正通さんの意思一つで物事を決められるオーナー企業

④従業員は23人(連結で31人)と少人数。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会会場は、ランドビジネスの本社が入る霞が関ビルディングの中にある、霞が関プラザホールでの開催でした。

②受付で、「北朝鮮の朝鮮人民軍?の画像資料3枚」と「西郷隆盛と大隈重信?の画像資料1枚」が入ったクリアファイルをいただきましたが、文章の無い画像だけの資料であるのに、受付でも株主総会中にも何も説明が無く、配布意図が分かりませんでした。会社として何を伝えたかったのか、何かしら説明が欲しかったです。

③株主総会の招集通知には、「ご来場の場合には、マスクの着用をお願いいたします。」と記載がありましたが、取締役と監査役の9名中、4名がマスク不着用でした。出席する株主にマスクの着用をお願いしているのにも関わらず、お願いしている側の経営陣がマスク不着用なのには大きな違和感を感じました。

④事業報告は、映像やスライドなどは使用せず、社長の森作哲朗さんが手元の資料を読み上げるのみでした。その声もやや元気が無いように感じました。対処すべき課題については、詳細な説明がありませんでしたが、重要なので時間を割いてしっかりと説明をして欲しかったです。

⑤社長の森作哲朗さんの説明からは、株主にもっと自社のことを知ってもらおうとする意識を感じませんでした。「カフェ・レストラン事業」と「服飾事業」も行うBtoCの会社なので、物足りなさを感じました。せっかくの機会なので、もっと自社店舗を積極的にPRしたりした方がよかったのではと思います。

⑥任期途中で、取締役の山崎博行さん、監査役の柴田亨さん、長尾謙太さんの3名が辞任されました。柴田亨さんは、取締役候補へスライドとなっていましたが、山崎博行さんと長尾謙太さんの辞任の真因が気になります

⑦議案の採決では、各議案が可決されると、会長の亀井正通さんがうんうんと頷いていたのが印象的でした。

⑧カフェ・レストラン事業は、3号店の「ペリカンムーンカフェ霞が関コモンゲート店」を開店するも、1号店の「ペリカンムーンカフェレストラン一之江店」、2号店の「ペリカンムーンフルーツ一之江店」を2022年12月15日に閉店。試行錯誤が続いている模様。2023年は、神田、自由が丘、鎌倉、築地、銀座に出店予定

⑨服飾事業は、完全予約制のオーダースーツ店「TexTeq ORDER SALON」で、年間400着以上を売上。2023年は、銀座へ「ミケランジェロ マスターピース」ブランドで出店予定

⑩1株当たり純資産930円に対し、2022年12月19日時点の株価は225円であり、PBR 0.24倍。解散価値であるPBR 1倍を下回っており、企業価値向上への努力が足りていない印象を受けました。

⑪社外取締役を除く取締役5名の報酬等の総額は15,467万円。単純平均で取締役1人当たり3,093万円。

⑫70歳以上の取締役と監査役候補は、柴田亨さん(1951年生まれ、71歳)、樋口節夫さん(1948年生まれ、74歳)の2名でした。役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいのではと感じました。

⑬株主総会終了後、選任された監査役全員の紹介があったのは良い対応だと思いました。

 

株主総会を終えて感じたこと

従業員が連結で約30人と少人数ながらも堅実に経営しており、興味を持って見ていました。株価も安値圏で推移していたので、平均249円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

受付で渡された「北朝鮮の朝鮮人民軍?の画像資料3枚」と「西郷隆盛と大隈重信?の画像資料1枚」が入ったクリアファイルの配布意図が分からなかったのと、出席する株主にマスクの着用をお願いしているのにも関わらず、お願いしている側の経営陣がマスク不着用なのには大きな違和感を感じました。

また、「カフェ・レストラン事業」と「服飾事業」も行うBtoCの会社としては、自社のPRも無く、わずか15分で終了してしまう株主総会には残念に思いました。株主に自社のことをもっとよく知ってもらおうという意識を感じず、株主も消費者であるという認識があまり無かったのかもしれません。

従業員の人数も少ない会社なので、主力の不動産関連事業へ注力したほうがよいようにも感じました。

株主総会では違和感を多々感じたので、売却予定としますが、透明性があり一貫性のある経営を期待しています。

 

ランドビジネスの本社が入る株主総会会場の霞が関ビルディング
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