アルプスアルパインの株主総会に出席しました【2022年6月23日】

株主総会
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アルプスアルパイン 第89回定時株主総会

日時:2022年6月23日(木) 10:00-11:05

場所:アルプスアルパイン本社(雪が谷大塚駅徒歩5分)

出席株主数:約30人

お土産:無し

 

企業概要

アルプスアルパイン(6770)

HP:電子部品と車載情報機器のアルプスアルパイン (alpsalpine.com)

電子部品のアルプス電気と車載情報機器のアルパインが2019年に統合。

②物流事業のアルプス物流は、持ち分法適用会社(46.7%保有)。

③創業は1948年、歴史のある会社。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会は本社での開催でした。会社の雰囲気が分かり、会社を身近に感じるので良い対応だと思います。

②株主総会会場入口近くにある来客用の製品展示スペースが、立入禁止となっていたのはとても残念でした。
会社や製品をもっとよく知ってもらうためにも、展示スペースは開放したほうがよかったのではと思いました。

③会場前方に大型スクリーンがありましたが、その他にも2つのモニターが設置されていました。
事業報告はナレーション付きの映像で、どの席からも見やすく良い対応だと思いました。

④2022年6月21日に、自社株買い実施結果についてIR発表がありましたが、株主総会では説明がありませんでした。
予定通り約25億円分を取得しているので、事業報告を利用してもう少し上手く株主にPRした方がイメージが良くなると思います。

⑤資本業務提携した日本精機との関係について質問が出ていましたが、公表はしていないものの進捗はあるとの説明でした。

⑥他社でコンプライアンス違反の品質問題が発覚しているが、品質管理体制に問題は無いのかとの質問が出ていました。
品質担当の取締役の遠藤浩一さんから、他社のような問題は発生しないと断言があり、安心しました。
他社で問題が発覚した際に監査等委員会でも社内確認をしたとの説明もありました。

⑦質疑応答は、社長の栗山年弘さんを中心に、質問によっては担当の取締役からも説明がありました。
ただ、会社から株主への報告の場として、社長の栗山年弘さんの言葉のチョイス(言葉遣い)に違和感を感じた場面が何度かありました
また、社長の栗山年弘さんの回答は、質問に対して逃げていると感じる場面もあり気になりました。逃げずに受け止めて、正面から対応した方が印象が良くなると思います。

⑧株価低迷について質問が出ていましたが、株価は市場が決めるので特にコメントは無いという旨の説明に特に違和感を感じました。
経済産業省の脱炭素の研究開発2兆円基金の補助金支給について、PBR1倍超を要件に検討しているとの報道もあり、社長の栗山年弘さんには少なくともPBR1倍の1,879円くらいは意識して欲しいです。

⑨事業報告に関する質疑応答と、各議案ごとの質疑応答で時間を分けて設定していましたが、一括対応でもよいと思います。

⑩議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
ただ、議案の採決結果については、議案によっては3分の2以上の賛成で可決等、議案ごとに賛成数のある程度の目安について説明があったのは良い対応だと思います。

株主総会終了後、会場入口で取締役全員のお見送りがありました。他社ではあまり見かけない良い対応だと思います。

 

株主総会を終えて感じたこと

株価が安値圏であったことと、好調な電子部品の売上&利益増を期待して、平均1,074円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

株主総会では会社のPR下手な部分や違和感を感じる部分もありましたが電子部品の売上&利益増によりPBR1倍水準(1,879円)に戻ること、また、電子部品の供給により社会に貢献することを期待して継続保有の予定とします。

 

株主総会会場のアルプスアルパイン本社
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