MS&Consulting 第10回定時株主総会
日時:2022年5月26日(木) 10:00-11:00
場所:小伝馬町新日本橋ビルディング本社(小伝馬町駅徒歩2分)
出席株主数:数名
お土産:無し、ミネラルウォーターの配布あり
企業概要
MS&Consulting(6555)
HP:ホーム│MS&Consulting (msandc.co.jp)
①外食・サービス・小売り向け顧客満足度覆面調査の業界トップ。ミステリーショッピングリサーチで有名。
②筆頭株主は通信回線サービスなどを手掛ける光通信グループで、光通信と光通信の子会社のUH Partners 2、UH Partners 3、エスアイエルで119万株、27.5%を保有。
社長の並木昭憲さんは、第8位の株主として13万株、3.0%を保有。
③光通信の持分法適用会社。
④創業は企業経営コンサルティングの日本エル・シー・エーの顧客満足度覆面調査。2008年に会社分割で設立。
株主総会での個人メモ
①小伝馬町新日本橋ビルディングの本社での開催でした。会社を身近に感じることができるので好感が持てます。
②取締役の上村俊之さん、林康司さん、茂木一雄さんは残念ながら欠席でした。
③取締役8名中、社長の並木昭憲さん、取締役の辻秀敏さん、渋谷行秀さん、日野輝久さんの4名が前身の日本エル・シー・エー出身。
④ナレーションを用いた事業説明は分かりやすい印象でした。
社長の並木昭憲さんからは自分の言葉で今期の業績予想について説明いただけたのは好感が持てます。
⑤取締役の渋谷行秀さんからは店舗経営のDX化支援のtenpoketなどのSaaS関連の説明があり、取締役の辻秀敏さんからは補助金活用支援の説明がありました。
どちらも熱心に分かりやすく説明されていました。
⑥70歳以上の取締役は1名(土田賢志さん、1947年生まれ、75歳)でした。
役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいのではと感じました。
⑦「日本の食文化を未来に繋げ、食産業の発展と従業者の社会的地位向上に寄与する」ことを目的に2021年12月に設立された食団連(日本飲食団体連合会)のスポンサーとなる。
⑧ゼロゼロ融資(無利子無担保)を受けた中小の飲食店の返済が、今後の飲食業界のリスクになると見ている。
⑨光通信とは年に1回打ち合わせをしている。光通信からは役員を受け入れて欲しいといった要望も無く、純投資と説明を受けている。
⑩足元の受注はコロナ禍前の状況にほぼ戻っている。今期の業績に期待が持てそうな印象でした。
⑪2021年12月に実施した自社株買いの条件を、100,000株&100,000,000円を上限として設定していたので、会社としては株価1,000円以下は会社の価値に対して割安と見ている模様。
⑫議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
事前の議決権行使結果など、採決時に何かしらの数字を示したほうが納得感があるかもしれません。
株主総会を終えて感じたこと
飲食業界と共にコロナ禍で打撃を受けましたが、株価が上場以来の安値圏であったこと、飲食業界への貢献も考えて平均601円で投資しました。
今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
コロナ禍前の業績と配当へ戻ることを期待して、コロナ禍前の株価で自社株買い基準の株価でもある1,000円を目途に継続保有の予定とします。
飲食業界の改善や発展への貢献を期待しています。