USEN-NEXT HOLDINGSの株主総会に出席しました【2023年11月29日】

株主総会
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USEN-NEXT HOLDINGS 第16回定時株主総会

日時:2023年11月29日(水) 13:00-14:00

場所:USEN-NEXT HOLDINGS本社(目黒駅徒歩1分)

出席株主数:約30名

お土産:無し、ドリンクバーでコーヒーなどの提供あり

 

企業概要

USEN-NEXT HOLDINGS(9418)

HP:USEN-NEXT HOLDINGS

①映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売をおこなう「コンテンツ配信事業」(売上構成比30%)、音楽配信を始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工や飲食店向け集客支援や音楽著作権の管理・開発などをおこなう「店舗サービス事業」(売上構成比23%)、光回線「USEN光plus」・ISP「USENNET」の提供や次世代IP電話サービスやICT環境構築の提案・販売やMVNOサービス「y.umobile(ワイユーモバイル)」の提供をおこなう「通信事業」(売上構成比20%)、ビジネスホテル・シティホテル・レジャーホテル・総合病院などの医療機関・ゴルフ場など向けに自動精算機・ホテル管理システム・顧客管理システム・売上管理システム・受付システム・案内表示システムなどの開発・製造・販売・メンテナンスなどをおこなう「業務用システム事業」(売上構成比7%)、東京電力との業務提携により業務店向けに低圧電力を商業施設向けに高圧電力の販売を行うとともに都市ガスサービスの取次販売ならびに省エネルギー施策提案などのエネルギー・コンサルティング・サービスを提供する「エネルギー事業」(売上構成比20%)を運営。

筆頭株主は社長の宇野康秀さんが代表を務めるUNO-HOLDINGSで、宇野康秀さん個人での保有分も含めると、3,458万株、57.5%を保有。
光通信(9435)が、第2位の株主として、光通信の子会社のエスアイエルの保有分も含めると、371万株、6.1%を保有。
TBSホールディングス(9401)が、第7位の株主として、95万株、1.5%を保有。
テレビ東京ホールディングス(9413)が、第9位の株主として、81万株、1.3%を保有。

③社長の宇野康秀さんが過半数の議決権を保有しており、宇野康秀さんの意思一つで物事を決められるオーナー企業

株主優待
2月末、8月末

100株:「U-NEXT」の90日分利用料と1,000円分のポイント
1,000株:「U-NEXT」の1年分利用料と毎月1,800円分のポイント

 

株式情報

時価総額:2,142億円(2023年11月28日時点)

売上高:2,763億円(2023年8月期実績)⇒3,000億円(2024年8月期予想)

株価:3,565円(2023年11月28日時点)

1株純資産:1,139円(2023年8月末時点)、PBR:3.12倍

1株当期純利益:201円(2024年8月期予想)、PER:17.7倍

1株配当:25円(2024年8月期予想)、配当性向:12%

配当利回り:0.7%、株主優待含む利回り:4.0%(100株保有時)

株主数:20,320名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会での個人メモ

①株主総会会場は、USEN-NEXT HOLDINGS本社内の会議室での開催。

②経営統合後、売上高および営業利益が7期連続で過去最高を更新。

Paraviとの統合効果でU-NEXTのユーザー数は400万規模まで拡大、国内企業でトップのシェアを確立。順調な課金ユーザーの増加により、ARRは約880億円へ成長。

U-POWERの急速な成長によりエネルギー事業の営業利益は前年比7倍へ拡大。USENでんきは高圧・低圧ともに新規受付停止により純減も、U-POWERは順調に積み上げ。

⑤株主資本の積み上げにより自己資本比率は34%まで向上。

⑥2024年8月期は、インバウンド需要の回復やリオープニングによる深刻な人手不足を背景に店舗・施設DXサービスの需要が増加。改刷による自動精算機入れ替え特需の発生。

⑦中期経営計画は、2025年8月期に、売上高2,740~2,860億円、親会社株主に帰属する当期純利益150~165億円。

⑧2023年2月20日に、社長の宇野康秀さんが保有する株式のうち254万株を、自己株式として1株あたり2,506円で取得。

⑨社長の宇野康秀さんから、中期経営計画の進捗状況について説明。1年前倒しで達成できそうとのコメント。U-NEXTのユーザー数は、2029年8月期に600万人、その後、1,000万人を狙う。ネットフリックスに追いつき追い越したいとの説明。自己資本比率、ROE共に目標を達成とのことで、今後の資金はM&Aに活用していく模様。

⑩質疑応答で、「U-NEXTが、ネットフリックスに追いつくためのコンテンツ戦略は?」との質問あり。「ネットフリックスは、ドラマと映画に強みがある。U-NEXTは、ネットフリックスがやっていないコンテンツを持っている。」との回答。

⑪質疑応答で、「U-NEXTの海外展開の予定」について質問あり。「国内第一優先で、確固たる地位を築きたい。海外展開は簡単ではない。」との回答。

⑫社外取締役を除く取締役7名の報酬等の総額は28,600万円。単純平均で取締役1人当たり4,085万円。使用人兼務取締役の使用人分給与は含まず。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、USEN-NEXT HOLDINGSの本社内での開催でしたので、良い機会となりました。

コーヒーやカフェオレなどがあるドリンクコーナーも解放されており、社員の方々が普段どのような環境で仕事をしているのか雰囲気が分かりました。

質疑応答は、社長の宇野康秀さんを中心に、担当役員からも回答するスタイルでした。テレビなどでも見かける取締役の石山アンジュさんも出席されていました。

U-NEXTとParaviの経営統合スキームの一環で、社長の宇野康秀さんから自己株式として1株あたり2,506円で254万株を取得していましたが、宇野康秀さんの保有比率が低下する点でやや気になり、また、宇野康秀さんが売却してもよいと判断した株価2,506円がひとつの株価基準になりそうな印象を受けました。

U-NEXTのユーザー数が400万規模まで拡大し、ARRも約880億円へ成長しており、経営の安定化による好循環が続きそうです。成長企業として、再投資も検討します。

 

2023年11月16日に到着したUSEN-NEXT HOLDINGSの株主優待の内容についてはこちら↓

USEN-NEXT HOLDINGSの株主優待が到着しました【2023年11月16日】 | ぽこタンの株主総会日記 (fp-agm.com)

 

株主総会会場のUSEN-NEXT HOLDINGS本社が入る目黒セントラルスクエア
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