フロンティアインターナショナル 第33回定時株主総会
日時:2023年7月28日(金) 10:00-10:40
場所:フロンティアインターナショナル本社(渋谷駅徒歩7分)
出席株主数:約20人
お土産:無し、ミネラルウォーターの配布あり
企業概要
フロンティアインターナショナル(7050)
HP:イベント会社・イベントプロデュースのフロンティアインターナショナル (frontier-i.co.jp)
①イベントプロモーション、デジタルプロモーション、キャンペーンプロモーション、PR、スペースプロデュース、店頭販売支援事業などのプロモーションの企画・制作・運営を運営。
②筆頭株主は、社長の河村康宏さんで、238万株、53.6%を保有。
取締役の古井貴さんが、第3位の株主として、33万株、7.5%を保有。
③社長の河村康宏さんが、過半数の議決権を保有しており、河村康宏さんの意思一つで物事を決められるオーナー企業。
株主総会での個人メモ
①株主総会は、フロンティアインターナショナル本社での開催。
②2022年4月期に売上の一定割合を占めていた東京オリンピック・パラリンピックや助成金の事務局案件の反動減の影響により、売上高及び各段階損益は前期より減少。
③今期の連結業績予想においては、ワクチン関連のBPO業務は減少に向かうものの、訪日外国人観光客の増加やイベントの各種制限の撤廃などにより、いよいよイベントの実施が増加する傾向に転じるものと見込んでいる。一方で、イベントの開催には準備期間としての一定のリードタイムを要することから、イベントの本格的な回復は2023年の夏以降となる前提で業績予想を作成。
④可能な限り安定的な配当水準を維持することを配当政策の基本としており、今後の事業展開及びキャッシュ・フローの状況を総合的に勘案して、配当性向20%を目安とした配当方針。
⑤コンサルティング、マーケティング、デジタルなどの上流領域への事業拡大を目指す。
⑥大手広告会社以外に、メーカーなどからの直接受注を増やす。
⑦成長計画では、2027年4月期に、売上高500億円、営業利益50億円、当期純利益32.7億円。
⑧質疑応答で、「決算発表後、決算説明会資料が公開されるまでに1ヶ月以上かかっている。中間決算時には決算説明資料も無い。IRに後ろ向きな企業と感じる。」との指摘あり。「決算説明会資料は、先々の情報をできる限り織り込もうとして、作成に時間がかかっていた。前向きに改善を検討したい。」との回答あり。
⑨質疑応答で、「現金及び預が金51億円もある。保有目的は?」との質問あり。「M&A(B/Sにオンバランスされる)に活用する。」との回答。
⑩社外取締役を除く取締役4名の報酬等の総額は8,674万円。単純平均で取締役1人当たり2,168万円。
株主総会を終えて感じたこと
株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
特に今回、フロンティアインターナショナルの本社内での開催でしたので、良い機会となりました。
質疑応答で指摘があったように、株主総会時点でも決算説明資料は公表されず、決算説明会動画も無く、子会社を設立してもTDnetの適時開示やIRニュースでの公表もせず 、IR情報が少なすぎて投資判断が難しい企業とのイメージがありました。
IRに力を入れない何かしらの理由があるのではと思っていましたが、株主総会での会社側の説明を聞く限り、悪意は無く、改善しようとしている姿勢は確認できました。
業績に波があるものの、成長基調で堅実な企業とのイメージがあるので、適時開示のルールの確認や遵守も含めたIR強化も期待して、再投資も検討します。