あみやき亭 第28回定時株主総会
日時:2023年6月20日(火) 11:00-11:45
場所:ホテルプラザ勝川(勝川駅徒歩1分)
出席株主数:約50人
お土産:無し
企業概要
あみやき亭(2753)
HP:TOP | 国産牛焼肉・あみやき亭 (amiyakitei.co.jp)
①あみやき亭やスエヒロ館で国産牛肉を中心とした焼肉店を展開する「焼肉事業」(売上構成比74%)を中心に、元祖やきとり家美濃路で焼鳥店を展開する「焼鳥事業」(売上構成比9%)、感動の肉と米やレストラン スエヒロ館を展開する「レストラン事業」(売上構成比13%)、楽市やすしまみれを展開する「その他の事業」(売上構成比4%)を運営。
②筆頭株主は会長の佐藤啓介さんの資産管理会社のチャレンジブイコーポレーションで、佐藤啓介さん個人での保有分も含めて、270万株、39.4%を保有。
会長の佐藤啓介さんの配偶者の佐藤きいさんが、第5位の株主で、10万株、1.5%を保有。
③会長の佐藤啓介さんおよび佐藤家で議決権の過半数近くを握っているので、佐藤啓介さんの意思一つで物事を決められるオーナー企業。
③株主優待(3月末)
100株:4,000円相当の株主優待券
200株:7,000円相当の株主優待券
300株:12,000円相当の株主優待券、または、新潟県産コシヒカリ7.5kg
500株:18,000円相当の株主優待券、または、新潟県産コシヒカリ10kg
長期保有(3年以上)
100株:1,000円相当の株主優待券追加
300株:2,000円相当の株主優待券追加
500株:4,000円相当の株主優待券追加
株主総会での個人メモ
①事業報告は、映像やスライドなどは使用せず、社長の宮崎卓也さんが、手元の資料を読み上げるだけの対応。ハキハキとした口調が印象的。
②横浜市のホルモン行列店「野毛ホルモンセンター」をはじめとした焼肉・ホルモン・焼鳥業態等の店舗を横浜市エリア中心に直営19店舗、FC9店舗展開しているニュールックを2023年4月28日に連結子会社化。
③焼肉事業の2023年3月期末の店舗数は、167店舗。内訳は、「あみやき亭」97店舗、「あみやき亭PLUS」3店舗、「どんどん」16店舗、「ほるたん屋」14店舗、「スエヒロ館」24店舗、「かるび家」1店舗、「ブラックホール」5店舗、「ホルモン青木」他7店舗。
焼鳥事業の2023年3月期末の店舗数は、42店舗。
レストラン事業の2023年3月期末の店舗数は、36店舗。内訳は、当社が経営するステーキのファーストフード「感動の肉と米」19店舗、ステーキ・ハンバーグレストラン「スエヒロ館」1店舗、スエヒロレストランシステムが経営するレストラン「スエヒロ館」16店舗。
その他の事業の2023年3月期末の店舗数は、10店舗。内訳は、当社が経営する精肉小売店「お肉の工場直売市」1店舗、しゃぶしゃぶ店「しゃぶ亭ふふふ」2店舗、スエヒロレストランシステムが経営する居酒屋「楽市」2店舗、寿司業態の「すしまみれ」3店舗、イタリアンレストラン「Capitolo 2 dal SpaccaNapoli」1店舗、ダイニング1店舗。
合計255店舗。
④新規出店5店舗、業態転換11店舗、撤退16店舗を実施。ステーキのファーストフード業態「感動の肉と米」では、12店舗開店(新規5店舗、業態転換7店舗)し、確かな手応えを感じている。
⑤今期の新規出店計画は、「感動の肉と米」を中心に業態転換を含め15店舗を計画。
⑥株主優待制度について変更あり。「感動の肉と米」業態の券売機では、「株主様御優待飲食券」の使用機能が無いため株主優待制度の対象外決定。株式譲渡契約を締結した、ニュールックについても株主優待制度の適用から除外。
「感動の肉と米」は、従業員を絞ったローコスト経営をしている中、株主優待を使用する際に従業員の手が止まり、株主対応に工数がかかってしまっていた点が気になっていた。やむを得ない決定と思うが、今後、株主優待券が発売機に対応できる内容に変更となった場合には、対象店舗として復活して欲しい。また、ニュールックについては、あみやき亭の傘下の企業として落ち着いた段階で追加して欲しい。
⑥質疑応答で、「中長期の経営計画を策定して欲しい。」との要望あり。「「感動の肉と米」への業態変更と設備投資を進め、業績を向上させたい。M&Aも積極的におこないたい。」との回答であったが、数値目標が無く、曖昧な回答に感じた。
⑦質疑応答で、「「感動の肉と米」は低価格なので利益が出ているのか心配。」との意見あり。「業態ごとの個別の数字は開示していないが、人員と仕入れで工夫している。」との説明。
⑧質疑応答中、会長の佐藤啓介さんが、取締役の千々和康さんからペンを借りて、相談しながら頻繁にメモ書きをしている様子が印象的だった。
⑨社外取締役を除く取締役6名の報酬等の総額は13,100万円。単純平均で取締役1人当たり2,183万円。
株主総会を終えて感じたこと
国産牛を主としている姿勢が魅力的で、また、財務良好で安値圏でもあったので、業績に不安はあるものの応援をしたくて平均3,020円で投資しました。
今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
会社として力を入れている「感動の肉と米」のコスパは素晴らしいと感じています。一方で、油跳ねが酷く、いかに店舗を清潔に保つことができるのかが、「感動の肉と米」の長期的な成否のポイントになりそうだとも思っています。
毎回いち早い決算発表で目を引きますが、コロナ以前の業績レベルへの回復を期待して、株主優待を楽しみつつ、継続保有の予定とします。
2022年6月20日に到着したあみやき亭の株主優待の内容についてはこちら↓
あみやき亭の株主優待が到着しました【2022年6月20日】 | ぽこタンの株主総会日記 (fp-agm.com)