三栄コーポレーション 第73回定時株主総会
日時:2022年6月29日(水) 10:00-10:45
場所:第一ホテル両国(両国駅直結)
出席株主数:約20人
お土産:Villeroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)のペアサケショットグラス(クリア&ブルー)、ペットボトルのお茶やミネラルウォーターの配布あり
企業概要
三栄コーポレーション(8119)
HP:三栄コーポレーション (sanyeicorp.com)
①家具、調理用品、小型家電などの専門商社。
「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」、「Kipling(キプリング)」、「Villeroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)」などのブランド事業と、良品計画向けなどのOEM事業が主。
②売上の約4割が良品計画向け。
③歴代社長の水谷裕之さんが、第6位の株主として5万株、2.5%を保有。
歴代取締役の村瀬司さんも、第10位の株主として4万株、1.7%を保有。
④創業は1950年、歴史のある会社。
⑤株主優待(3月末)
100株:2,000優待ポイント
200株:3,000優待ポイント
400株:4,500優待ポイント
800株:7,000優待ポイント
2,000株:12,000優待ポイント
4,000株:20,000優待ポイント
長期保有株主優待(3年以上)
100株:3,000優待ポイントへポイントアップ
200株:4,500優待ポイントへポイントアップ
400株:7,000優待ポイントへポイントアップ
800株:11,000優待ポイントへポイントアップ
2,000株:18,000優待ポイントへポイントアップ
4,000株:30,000優待ポイントへポイントアップ
株主総会での個人メモ
①事業報告は、スクリーンとナレーションを用いた分かりやすい説明でした。自社製品の写真もあり、親近感が湧きました。
②コロナ禍での外出自粛の影響で、「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」、「Kipling(キプリング)」が低調。
③機動的な意思決定を目的とし、取締役の人数を6名から5名へ変更。業績も赤字なので良い対応だと思います。
④質疑応答では、社長の水越雅己さんが熱心に回答されていました。誠実な人柄が伺えました。
せっかくの機会なのでと質問を募る姿勢にも好感を持ちました。
⑤決算説明会資料で、1円の円安の影響損失は約800万円と説明がありました。
⑥決算説明会資料で、今期は赤字予定であるものの、赤字を克服したのちに以前のレベルの配当へ戻したいとの意欲的な説明がありました。
⑦コロナ禍の影響のほか、一つ一つの個別戦略が経年劣化もしている。ポートフォリオの構成要素の一つ一つを徹底的に棚卸して、取捨選別、新規開拓を加速するとの説明がありました。
⑧社長の水越雅己さんの説明の中で、「株主様」と言うべきところを「お客様」と言い間違いかけた場面がありました。
BtoCの企業では、実際に株主もお客様であることが多く、株主をしっかりとお客様としても見ている姿勢を感じ、好感を持ちました。
⑨ECでの売上は約10%との説明。今後、伸ばしていく方針。
⑩株主総会のお土産は、自社製品のVilleroy & Boch(ビレロイ&ボッホ)のペアサケショットグラス(クリア&ブルー)でした。自社製品を理解してもらいたいとの意思を感じました。
ギフトカタログも同封されており、しっかりと自社製品のPRをされているのも良い対応だと思います。
⑪議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
事前の議決権行使結果など、採決時に何かしらの数字を示したほうが納得感があるかもしれません。
株主総会を終えて感じたこと
コロナ禍で業績が低迷しているものの、「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」などの魅力的なブランドを取り扱っており、株価も安値圏であったので、コロナ禍前の業績への回復を期待して、平均1,873円で投資しました。
今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
外出抑制が緩和されてコロナ禍前の業績に戻ることを期待して継続保有の予定とします。
社長の水越雅己さんの手腕にも期待しています。