ゼネラル・オイスターの株主総会に出席しました【2022年6月29日】

株主総会
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ゼネラル・オイスター 第22回定時株主総会

日時:2022年6月29日(水) 16:00-16:55

場所:東京証券会館(茅場町駅直結)

出席株主数:約30人

お土産:株主ご優待券3,000円分(有効期限:2022年10月末)、ミネラルウォーターの配布あり

 

企業概要

ゼネラル・オイスター(3224)

HP:株式会社ゼネラル・オイスター「オイスターバー」 (oysterbar.co.jp)

①「ガンボ&オイスターバー」、「オイスターテーブル」、「フィッシュ&オイスターバー」、「ステーションオイスターバー」などの多種のオイスターバーを運営。

安全性の高い海洋深層水で浄化した牡蠣が主力商品。

③筆頭株主は、投資ファンドのネクスタで、ネクスタの親会社のスマートルルの代表取締役の兼子修一さんの個人保有分を含めて126万株、31.5%を保有。
社長の吉田秀則さんも、資産管理会社のグッドフィールドにて第9位の株主として4万株、1.1%を保有。

株主優待(3月末、9月末)
100株:2,500円分の株主優待カード or 牡蠣ノ星オイスタースタウト(4本)
300株:7,500円分の株主優待カード or 牡蠣加工品詰め合わせ
500株:12,500円分の株主優待カード or 牡蠣加工品詰め合わせ
1,000株:26,000円分の株主優待カード or 牡蠣加工品詰め合わせ

長期保有株主優待(3年以上)
3月末
1,000株:15,000円分の岩牡蠣20個 or 株主優待カード or 牡蠣加工商品詰め合わせを追加
9月末
1,000株:15,000円分の真牡蠣30個 or 株主優待カード or 牡蠣加工商品詰め合わせを追加

 

株主総会での個人メモ

ゼネラル・オイスターと筆頭株主のネクスタとの間で、株主総会の前に騒動があり、株主総会の冒頭で社長の吉田秀則さんが心配をかけたとのことで陳謝していました。以下、経緯です。

2022年5月2日
ネクスタが、企業価値向上に向けてガバナンス体制を強化するため取締役5名選任の株主提案を実施。

2022年5月18日
ゼネラル・オイスターが、株主提案の目的が広告事業や太陽光発電所の権利売買への事業変更がうかがわれるとのことで、独立委員会を設置。ネクスタに対し、質問事項を送付。

2022年5月31日
ゼネラル・オイスターとネクスタで以下合意書を締結し、ネクスタは株主提案を撤回。

合意内容(IR発表資料より要点のまとめ)
1.本定時株主総会において、ゼネラル・オイスター側より吉田秀則さんと芝田茂樹さん、ネクスタ側より兼子修一さんを取締役として選任する。

2.3年間、吉田秀則さんが代表取締役、芝田茂樹さんが取締役を務める。解職や解任はしない。

3.ネクスタがゼネラル・オイスターに対して提案した新規事業(広告事業(弁護士による債務整理、相続依頼を主軸とした士業向けアフィリエイト広告事業、美容脱毛事業に関するアフィリエイト広告等)や太陽光発電所の権利売買等事業)について、検討及び提案を凍結する。

 

②ゼネラル・オイスターとネクスタの間で対話不足により、株主提案の問題が発生したとの説明でしたが、そもそも取締役にネクスタ側から兼子修一さんと稲田淳史さんの2名を受け入れています。
よって、取締役会で十分に審議されるはずと思い、違和感を感じました。ネクスタ側からの一方的な要請だったのかもしれません。

③社長の吉田秀則さんが、株主総会中、終始、大量の汗をかいているのが気になりました。かなり緊張されていたようでした。

④質疑応答で、社長の吉田秀則さんの資産管理会社のグッドフィールドが、持ち株を売却(2018年37万株 ⇒ 2022年4万株へ減)しているが、その理由について質問がありました。また、大量保有報告書の変更報告書が提出されていないとの指摘もありました。
株式の売却理由は、生活費に充てるためとの回答でした。今後の動向を注視します。

⑤質疑応答では、社長の吉田秀則さんはネクスタについてどう考えているのかとの質問がありましたが、社長の吉田秀則さんの的を得ない回答に違和感を感じ、守秘義務があり話せないとの言葉も気になりました

⑥取締役でネクスタの親会社のスマートルルの代表取締役の兼子修一さんに、ゼネラル・オイスターへの見解について質問がありました。
社長の吉田秀則さんが兼子修一さんを指名せず、抽象的な回答をしていたのにも違和感を感じました。
大きな騒動だったので、取締役の兼子修一さんからも一方の当事者として説明があったほうが良かったと思います。

⑦採決で否決となりましたが、取締役3名の選任について、兼子修一さんではなく第2位の株主の小林敏雄さんを取締候補とする動議がありました。

⑧質疑応答の中で、牡蠣や店舗の質問については、社長の吉田秀則さんが生き生きとした声で回答していたのが印象的でした。

⑨2018年に筆頭株主となったTRYFUNDS INVESTMENTは、株式を693円で取得し、2021年に800円でネクスタへ売却

⑩質疑応答が終了した後、議案の採決の前に時間を取って、社長の吉田秀則さんが自らの想いを述べていました。
一見、退任のあいさつのようにも聞こえましたが、そうではなく、ネクスタに会社を乗っ取られそうな現状を苦難と表現していたのかもしれません。
助けて欲しいとの悲痛な叫びにも聞こえました。

⑪議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
特に今回は上記の騒動や動議もあったので、拍手での採決には大きな違和感を感じました

 

株主総会を終えて感じたこと

安心して食べられる安全性の高い海洋深層水で浄化した生牡蠣が魅力的で、また、魅力的な店舗が多く、店員さんの接客対応も良いので、業績に不安はあるものの応援をしたくて平均944円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

ネクスタとの関係がとても心配ですが、今回選任された3名の取締役(吉田秀則さん、芝田茂樹さん、兼子修一さん)は、まずは初心に戻り、美味しい牡蠣を提供することを忘れずに、そのうえで今後の黒字化を目指して欲しいです。

美味しい生牡蠣を食べに「オイスターテーブル」や「フィッシュ&オイスターバー」に伺いたいです。
優待族に意識されている株主優待利回り4%(株価1,250円)の水準を目途に継続保有の予定とします。

 

2022年2月25日に到着したゼネラル・オイスターの株主優待の内容についてはこちら↓

ゼネラル・オイスターの株主優待が到着しました【2022年2月25日】 | ぽこタンの株主総会日記 (fp-agm.com)

 

株主総会会場の東京証券会館