ヘリオスの株主総会に出席しました【2022年3月25日】

株主総会
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ヘリオス 第11回定時株主総会

日時:2022年3月25日(金) 10:00-10:55

場所:大手町サンケイプラザ(大手町駅直結)

出席株主数:約20人

お土産:ロゴ入りボールペン、ロゴ入りウェットティッシュ、ミネラルウォーター

 

企業概要

ヘリオス(4593)

HP:株式会社ヘリオス (healios.co.jp)

①脳梗塞治療薬などの体性幹細胞再生医薬品、がん免疫や細胞置換などのiPSC再生医薬品のバイオベンチャー。神戸研究所で研究開発。

②筆頭株主は社長の鍵本忠尚さんで、2,486万株、45.0%を保有。

③社長が議決権の半数近くを握っているので、実質、社長の意思一つで物事を決めて進められるオーナー企業

④社長の鍵本忠尚さんは眼科医出身の経営者。

 

株主総会での個人メモ

①取締役のグレゴリー・ボンフォリオさんとデイビッド・スミスさんは残念ながら欠席でした。
欠席理由は諸般の事情によりとの説明でしたが、WEB会議での出席も無く詳しい理由は不明です。

②大規模会場での開催でしたが、出席人数が少なく業績も赤字なので、小規模会場での開催でもよいかもしれません。

③株主総会前に事前質問をいくつか受けていたとのことで、社長の鍵本忠尚さんが質疑応答前に回答されていました。

④社長の鍵本忠尚さんは1976年生まれ(45歳)と若いオーナー社長。株主の方々からの質問に対し、自分の言葉で誠実に回答されていた姿は好印象です。

免疫拒絶リスクの少ない次世代iPS細胞のユニバーサルドナーセルを用いた治療薬に、大きな可能性と夢を感じました。

⑥バイオベンチャーとしては珍しく、有利子負債が115億円と多い印象です。
第三者割当増資だけに頼らず、有利子負債にも頼っているのはオーナー社長が議決権を減らしたくないという意思の表れかもしれません。

⑦70歳以上の取締役は1名(竹中登一さん、1941年生まれ、80歳)でした。
オーナー以外の取締役には役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいのではと感じました。

⑧議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
事前の議決権行使結果など、採決時に何かしらの数字を示したほうが納得感があるかもしれません。

⑨株主総会終了後に今回承認された取締役メンバーの紹介がありました。
グレン・ゴームリーさん、ポール・ブレズギーさん、キャム・ギャラハーさん、ジェームズ・パラダイスさんは欠席でしたが、4名それぞれビデオメッセージで紹介していました。
良い取り組みだと思いました。

 

株主総会を終えて感じたこと

第三者割当増資の連発で株券印刷業とも言われるバイオベンチャーですが、株価も上場以来の安値圏であったこと、医療への貢献も考えて平均1,397円で投資しました。

今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

オーナー社長の鍵本忠尚さんのリーダーシップと今後の医療への貢献を期待して継続保有の予定とします。

 

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