フジマックの株主総会に出席しました【2026年3月27日】

株主総会
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フジマック 第77回定時株主総会

日時:2026年3月27日(金) 10:00-10:30

場所:品川プリンスホテル(品川駅徒歩3分)

出席株主数:約20名

お土産:無し

 

企業概要

フジマック(5965)

HP:fujimak | 業務用厨房機器総合メーカー 株式会社フジマック

①業務用厨房機器の製造・販売および保守修理を運営。

筆頭株主は、会長の熊谷俊範さんの資産管理会社のノヴァックスで、熊谷俊範さんの個人の保有分を含め、553万株、42.2%を保有。
第6位の株主は、元取締役の熊谷俊茂さんで、36万株、2.7%を保有。
第8位の株主は、ステンレス厨房器具の製造・販売などを手掛ける常盤ステンレス工業で、25万株、1.9%を保有。
第10位の株主は、ビル賃貸事業などを手掛けるテーオーシー(8841)で、17万株、1.3%を保有。

 

株式情報

時価総額:184億円(2026年3月26日時点)

売上高:474億円(2025年12月期実績)⇒475億円(2026年12月期予想)

株価:1,291円(2026年3月26日時点)

1株純資産:2,007円(2025年12月末時点)、PBR:0.64倍

1株当期純利益:320円(2026年12月期予想)、PER:4.03倍

1株配当:60円(2026年12月期予想)、配当性向:18%

配当利回り:4.6%

フリーキャッシュフロー:△10.8億円(2025年12月期実績)

株主数:8,846名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会前の事前情報

①当社グループのお客様である外食産業、宿泊施設、レジャー産業などでは、インバウンド消費による需要、省人化ニーズの高まりを受けた、省人対応厨房機器の需要も順調に推移しているが、物価上昇、人手不足などにより経営環境は厳しい状況にある。このような状況下、当社グループは社員の健康と安全を確保しつつ、「お客様へのさらなる大きな価値提供」、厨房業界の垣根を越えた価値創造を目指す「フードビジネスのトータルサポート」を実現すべく、厨房レイアウトのコンサルティングから、厨房機器の開発・製造・販売・施行・保守の一貫体制を一層強化するとともに、経費の抑制に努め、収益体質を強化してきた。こうしたことから、当社グループの当連結会計年度の売上高は474億3千6百万円(前年比3.9%増)と増収となった。利益面については、経常利益は32億7千7百万円(前年比3.8%減) 、親会社株主に帰属する当期純利益は23億4千3百万円(前年比3.4%増)となった。

②今後については、人手不足を背景とした省人化ニーズが引き続き見込まれ、インバウンド消費による需要も底堅く推移するとみられるが、先行きの不透明感は強く、予断を許さない状況が続くと予想される。特に、海外経済の動向、円安の長期化、物価上昇による個人消費の停滞等が懸念される。このような状況下ではあるが、国内の営業基盤の強化を図りつつ、高成長が期待されるアジア市場を中心とした海外展開に引き続き注力することで、2026年12月期の連結業績見通しとしては、売上高475億円、経常利益33億円、親会社株主に帰属する当期純利益22億5千万円を予想している。

2026年3月13日に、2026年12月期第2四半期(中間期)および通期業績予想(上方修正)ならびに配当予想の修正(特別配当)を公表。経営資源の有効活用と財務体質の強化を図るため、当社が所有する賃貸用不動産を譲渡する。譲渡益は3,167百万円。本特別利益を原資とした特別配当を実施する。

④社長の熊谷光治さんは43歳(1982年生まれ)と若い社長。

⑤取締役候補者7名中、70歳以上の候補者は熊谷俊範さん(1954年生まれ、71歳)、力丸大成さん(1956年生まれ、70歳)、八田幸さん(1955年生まれ、71歳)の3名。
役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいと思う。

⑥監査等委員である取締役と社外取締役を除く取締役7名の報酬等の総額は23,711万円。単純平均で取締役1人当たり3,387万円。使用人兼務取締役の使用人分給与は含まず。
使用人兼務取締役の使用人給与や、子会社などからの報酬も含めた金額が提示された方が、株主から見て実態が分かりやすいと思う。

 

株主総会での個人メモ

①取締役の席に名札が無かったのが気になった。
⇒名札があった方が、会社の顔となる役員の方々の顔と名前が一致するので親切だと思う。

②事業報告は、スクリーンなどの映像設備の利用は無く、社長の熊谷光治さんが手元の資料を読み上げるのみの対応。

③質疑応答で、「業績が堅調で、財務内容も良い。フリーキャッシュフローは弱いが、将来を見据えてしっかりと投資をしており、良い経営をしていると思う。」との意見あり。

④質疑応答で、「監査等委員である取締役を含む取締役10名中、社外取締役は2名のみ。オーナー家が株式の40%以上を保有していることを考えると、ガバナンス面が弱いように見える。将来的な取締役の社外と社内の比率についてどう考えているのか?」との旨の質問あり。「厨房業界は外部からは分かりづらい。現取締役は業界で20年以上やっている。優先して社内から任命している。(社長の熊谷光治さんは)銀行出身。オーナー家から3代目の社長。現在、取締役はオーナー家から3名。取締役会の運営にあたり、取締役のバランスを見ている。真摯に検討していきたい。」との旨の回答。

⑤質疑応答で、「東京証券取引所からPBR1倍割れ企業に対し改善要請が出ている中、足元でPBR0.6倍程度と株価が低迷している。一方で、IRの対応を見ると、決算説明会は開催されず、決算説明資料も無く、中期経営計画も公表されていない。IRに力を入れていない理由は?」との旨の質問あり。「IRの充実は重要。収益の向上に努め、IR・広報活動は積極的に行うことにより、ブランドイメージを高めていく。」との旨の説明。
東京証券取引所からPBR1倍割れ企業に対し改善要請が出ている中、PBR0.6倍程度であるのにもかかわらず、他社に比べ開示情報が少なくIR活動が低調に見える。社長の熊谷光治さんが、銀行出身であることも考慮すると違和感あり。株価を上げたくない要因(オーナー家の相続問題、MBOの可能性など)が潜んでいるようにも見える。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

質疑応答では、社長の熊谷光治さんを中心に丁寧に回答対応されていました。熊谷光治さんの活力ある健康的な様子が印象的でした。

2023年3月に、東京証券取引所が「PBR1倍割れの企業に改善要請」を実施しましたが、フジマックは、1株当たり純資産2,007円に対し、株価1,291円(2026年3月26日時点)、PBR0.64倍と低迷しており、PBR1倍達成に向けた施策が求められます。

業績が堅調である一方で、決算説明資料や中期経営計画などの公表が無く、個人投資家にとって投資判断の難しい会社です。

株価を上げたくない要因(オーナー家の相続問題、MBOの可能性など)が潜んでいるように見えますが、今後、業績の推移と共に、IR対応の改善の兆しが見られるのか、継続注視します。再投資も検討します。

 

埼玉県鶴ヶ島市にあるフジマックネオ首都圏物流センター、ジーシーエス(部品販売)
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