ホリイフードサービス 臨時株主総会
日時:2025年11月26日(水) 11:00-11:10
場所:水戸三の丸ホテル(水戸駅徒歩2分)
出席株主数:数名
お土産:無し、ミネラルウォーターの配布あり
企業概要
ホリイフードサービス(3077)
HP:ホリイフードサービス株式会社 | 茨城県や関東を中心に多ジャンルの飲食店を140店舗以上を展開
①「忍家」「赤から」「もんどころ」「うま囲」「チェゴ!!」などのブランドで、和風ダイニングレストランを中心とした外食産業を運営。
②筆頭株主は、BPO事業などを手掛けるシティクリエイションホールディングスで、326万株、48.8%を保有。
第2位の株主は、創業者で前会長の堀井克美さんで、28万株、4.2%を保有。
③株主優待(11月末)
500株:ジャパネットクーポン10,000円 or ホリイフード食事券15,000円
700株:ジャパネットクーポン20,000円 or ホリイフード食事券30,000円
1,000株:ジャパネットクーポン50,000円 or ホリイフード食事券75,000円
1,500株:ジャパネットクーポン75,000円 or ホリイフード食事券110,000円
2,000株:ジャパネットクーポン100,000円 or ホリイフード食事券150,000円
株式情報
時価総額:34億円(2025年11月25日時点)
売上高:47.7億円(2025年3月期実績)⇒32.2億円(2025年11月期予想、8か月決算)
株価:511円(2025年11月25日時点)
1株純資産:85.7円(2025年6月末時点)、PBR:5.96倍
1株当期純利益:17.8円(2025年11月期予想、8か月決算)、PER:19.1倍(12ヶ月決算に単純補正後)
1株配当:無配(2025年11月期予想)、配当性向:無配
配当利回り:無配、株主優待利回り:14.6%(1,000株保有時)
株主数:4,989名
会計基準:日本会計基準
株主総会前の事前情報
①2026年3月期第2四半期は、外食産業においては、回復基調は続いているものの原材料をはじめとする物価の上昇に加え、人手不足による人件費関連コストの上昇が続いている。個人消費には持ち直しの動きが見られるものの、物価上昇に伴う節約志向も継続しており、依然として予断を許さない状況が続いている。このような環境の中、既存店を中心に効率を重視した店舗運営に努め、自社アプリ会員およびライン会員の獲得を強化し予約の獲得に繋げてきた。また、原材料価格の上昇に加え、エネルギーコストおよび採用関連コストの上昇も例外なく発生しており、季節商品の入替にあわせたグランドメニューの変更や価格の見直しなど、業態ごとにコストの最適化を進めてきた。出店については、国内のインバウンド需要に対応する業態として、エンペラーステーキ1号店を新宿歌舞伎町にオープンした。今後は、既存店舗の業況改善と安定を主軸としつつ、インバウンド需要に対応した新規出店により、事業規模の拡大に繋げて行く方針。その結果、当中間連結会計期間の業績については、売上高2,378,619千円(前年比9.6%増)、営業利益103,802千円(前年は営業損失24,296千円)、経常利益101,262千円(前年は経常損失33,761千円)、親会社株主に帰属する中間純利益75,075千円(前年は中間純損失40,611千円)となった。
②2025年6月27日に開催された第43期定時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されたことを受けて、当期より決算期を11月末日に変更。
③2023年11月7日開催の取締役会決議をもって株主優待制度を廃止することを決定。業績の低迷が長引く状況にあり、当期第2四半期における業績推移を鑑み、株主優待制度を廃止することについて慎重に検討をしてきた。その結果、株主優待制度の廃止を決議した。今後は業績の回復を最優先とし、配当による利益還元を重要な経営課題の一つと位置づけ、企業価値の向上に取り組んでいく。
④2024年5月16日に、「麻布台1号有限責任事業組合は、同日、ホリイフードサービスの普通株式を公開買付けにより取得することを決定した。」と公表。買付け価格は1株330円。
⑤2024年6月10日に、「シティクリエイションホールディングスは、同日、ホリイフードサービスの普通株式を公開買付けにより取得することを決定した。」と公表。買付け価格は1株392円。
⑥2024年6月14日に、麻布台1号有限責任事業組合による当社株式に対する公開買付けの結果について、不成立となったと公表。
⑦2024年7月17日開催の取締役会において、シティクリエイションホールディングスによる当社の普通株式に対する公開買付けに賛同の意見を表明。
⑧2024年8月30日に、「シティクリエイションホールディングスが実施していた公開買付けが成立した。」と公表。
⑨2024年12月18日開催の臨時株主総会において、シティクリエイションホールディングスの社長の高鍬仁一さんが取締役に就任。
⑩2025年2月27日開催の取締役会において、第三者割当による新株式および第1回新株予約権の発行について決議。調達する資金の具体的な使途は、新業態店舗開発資金に58.8百万円、新業態店舗開発資金および新業態事業運転資金に370.9百万円。
新株式は、払込期日は2025年4月1日。発行新株式数は21万株。発行価額は1株につき310円。割当予定先は、第一ソフトに6万株、掛谷和俊さんに6万株、木村和弘さんに6万株、福光大輔さんに3万株。
第1回新株予約権は、割当日は2025年4月1日。新株予約権数の総数は1,170個(117万株)。行使価額は1株当たり334円。割当予定先は第一ソフトに300個(30万株)、掛谷和俊さんに300個(30万株)、木村和弘さんに300個(30万株)、福光大輔さんに150個(15万株)、赤木清美さんに120個(12万株)。行使請求期間は、2025年4月2日~2028年4月1日まで。
⑪2025年7月16日開催の取締役会において、合同会社Ken Companyとの業務提携契約締結について決議。多種多様な飲食需要への対応が可能となる店舗構成の構築を進める一環として、当社が新たに取り組むハラール対応ブランドの開発にあたり、メニューづくりをはじめ、オペレーションの構築に豊富な知見を持つ、合同会社Ken Companyとの業務提携により新規出店を進めることが目的。1号店出店は、2025年11月下旬。
⑫2025年8月27日付で成立した取締役会決議に基づき、DEITAとの業務提携契約締結について承認。当社が遂行する事業「俺の生きる道焼きそば専門店」の全国展開の効率化と加速化を目的として、全国規模で4,000店舗以上のバーチャルレストラン(VR)導入実績を誇り、営業力・マーケティング力ともに業界トップクラスの運営ノウハウを持つDEITAとの業務提携により、新ブランド「俺の生きる道やきそば本舗」のバーチャルレストラン(VR)本部を立ち上げ、本事業のオンラインデリバリーサービスを行う加盟店の開拓、本事業における商品を自身の店内で販売する導入店の開拓を推進する。出店は2025年9月下旬。DEITAは、親会社のシティクリエイションホールディングスの100%子会社。
⑬2025年11月4日開催の取締役会において、株主優待制度を新設することを決議。2025年11月末日を初回基準日とし、以降毎年11月末日現在の株主名簿に記載または記録されている500株以上保有の株主を対象に、ジャパネットクーポンまたはホリイフード食事券(2,000株の場合、ジャパネットクーポン100,000円またはホリイフード食事券150,000円)のいずれかを選べる。2026年4月下旬より案内を送る予定。
⑭2025年11月14日に、2025年11月期通期連結業績予想について上方修正。2025年9月に公表した業績予想に対し、インバウンド需要を狙った新業態「KOBE Beef Emperor Steak」が開業初期から好調に推移している。また、新規事業「俺の生きる道焼きそば本舗」のVR(バーチャルレストラン)本部も、体制構築の完了とともに加盟希望が想定以上に伸びるなど順調に立ち上がっている。加えて、既存店も前年を上回る水準で推移しており、新業態・VR事業・既存事業ともに好調であることから、当初予想を上回る見通しとなり、本業績予想を修正する。
⑮親会社のシティクリエイションホールディングスの社長は、ホリイフードサービスの取締役の高鍬仁一さん。筆頭株主は、指田仁さんで、89.2%を保有。2024年11月30日現在、負債2.6億円、純資産35.9億円。2024年11月期の当期純利益5.3億万円。シティクリエイションホールディングスの前身は、一般労働派遣事業を手掛けるグッドスタッフ(現DEITA)。
⑯社外取締役を除く取締役4名の報酬等の総額は4,129万円。無報酬の1名を考慮すると、単純平均で取締役1人当たり1,032万円。
株主総会での個人メモ
①質疑応答で、「魅力的な株主優待が新設されたが、2025年4月の新株式の発行と新株予約権の行使により株主数が大幅に増えた場合、株主優待の継続性が心配。この点について会社の見解を伺いたい。」との旨の質問あり。「株主優待を継続できるように努力をする。」との旨の回答。
②質疑応答で、「新株予約権の行使状況について、他社では当月の行使状況を翌月の月初に開示している。また、大量行使があった場合には、月中でも開示がある。当社でも他社同様に開示して欲しい。」との意見あり。
株主総会を終えて感じたこと
株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
飲食業の株主総会としては出席株主も少なく、やや寂しい株主総会でしたが、質疑応答では、社長の藤田明久さんの誠実そうな人柄が伺えました。
2025年11月4日に公表した株主優待制度については、2025年4月1日に割当てた新株予約権の行使による株式の売却を高値で進められるようにするための配慮にも見え、行使が完了した後に株主優待の内容に改悪がないかやや心配です。なお、親会社のシティクリエイションホールディングスのTOB価格は392円であり、TOB価格がある程度の株価の下支えにはなるかもしれません。
2015年をピークに売上高が減少傾向で、2025年11月14日に、中国政府が日本への渡航注意喚起を行った影響で、中国人・香港人のインバウンド需要の減少も見込まれ、業績への影響の有無が気になります。
一方で、2024年8月にシティクリエイションホールディングスが親会社となり、会社が変わる過渡期に見えます。業績の回復を期待して再投資も検討します。



