SBIレオスひふみの株主総会にライブ参加しました【2025年11月20日】

株主総会
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SBIレオスひふみ 臨時株主総会

日時:2025年11月20日(木) 18:30-19:35

場所:東京日本橋タワー(日本橋駅直結)

 

企業概要

SBIレオスひふみ(165A)

HP:SBIレオスひふみ株式会社

①「ひふみ投信」「ひふみワールド」などの投資信託の設定、運用および販売を行う投資信託委託業務、お客様から投資判断を任され、お客様に代わりお客様の資産運用を行う契約に基づき投資資金を受託、運用する投資顧問業務(投資一任契約に係る業務)、投資事業有限責任組合を通して非上場株式などに投資するベンチャーキャピタル業務、オンラインを活用した金融教育コンテンツの提供、寄付プラットフォームを運営するその他業務について、「投資運用事業」として運営。

筆頭株主は、SBIホールディングス(8473)の子会社のSBIファイナンシャルサービシーズで、4,839万株、49.5%を保有。
第2位の株主は、社長の藤野英人さんで、405万株、4.1%を保有。

第3位の株主は、副社長の湯浅光裕さんで、352万株、3.6%を保有。
第5位の株主は、取締役の遠藤(白石)美樹さんで、144万株、1.4%を保有。
第7位の株主は、光通信KK投資事業有限責任組合で、89万株、0.9%を保有。

2025年11月27日に上場廃止予定

 

株式情報

時価総額:219億円(2025年11月20日時点)

売上高:114億円(2025年3月期実績)⇒非開示(2026年3月期予想)

株価:212円(2025年11月20日時点)

1株純資産:67.4円(2025年6月末時点)、PBR:3.14倍

1株当期純利益:非開示(2026年3月期予想)、PER:非開示

1株配当:非開示(2026年3月期予想)、配当性向:非開示

配当利回り:非開示

株主数:15,581名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会前の事前情報

①2026年3月期中間連結会計期間の株式市場は軟調な展開で始まった。4月頭に発表されたトランプ政権による相互関税は当初予想よりも厳しい内容となり、貿易戦争および景気減速懸念からリスクアセット全般が売り込まれ、日経平均株価は4月7日に30,792円と2023年11月以来の安値まで下落した。しかし、株売りの動きは短命に終わり、急速に反発に転じた。米国内からもその強硬姿勢への批判が強まる中、トランプ政権は関税交渉期間を設けるなど態度を軟化させていった。また、企業決算は底堅く関税の影響は限定的に留まるとの期待に加え、米国メガテック企業の強気な設備投資姿勢も継続し、中国初の低コストAIの台頭により警戒されていたAI分野への投資減速懸念も後退した。インフレ指標も落ち着いた数字が続いた結果、インフレが抑制された中で底堅い経済環境が続くゴルディロックス(適温)相場期待が高まって株高基調が続き、中東情勢の悪化も株式市場に対するネガティブな反応は限定的であった。長らく4万円の大台に頭を抑えられていた日経平均株価は、7月下旬に大きく上昇し、参院選では与党が過半数割れとなったものの事前予想ほどは悪い結果とならず安心感をもたらした。また参院選直後、米国による日本への関税が25%から15%に引き下げられると、これまで出遅れていた反動もあってか日経平均株価は急速に上昇し、8月には約1年ぶりに最高値を更新した。米国では8月頭に発表された雇用統計にて過去二ヵ月分の非農業部門雇用者数が大幅に下方修正されるなど雇用の悪化が警戒されたが、FRB(連邦準備制度理事会)による利下げが景気減速懸念を吸収するとの見方からネガティブ反応は限定的であった。ゴルディロックス相場の継続期待、そして米国メガテック企業らがAI向けデータセンターへの投資を拡大するなどAI関連の好材料が相次ぎ、世界的にAI関連株主導で株高の動きが継続した結果、当期の日経平均株価は45,000円水準まで上昇して当中間連結会計期間末を迎えた。

②一方、一般社団法人投資信託協会が公表する「投資信託概況」によると、2025年9月末の株式投信(除ETF)の純資産総額は、2025年3月末から18.0%増の159兆9,926億円となった。このような環境下、当社グループの中核を担うレオス・キャピタルワークスにおいては、オンライン・対面を問わず、様々なセミナーを開催し、多くのお客様とのリレーションを深めてきた。さらに、幅広い層に向けて「ひふみ」ブランドの認知度向上を図るため、チャンネル登録者数約70万人を擁するYouTubeチャンネル『お金のまなびば!』においてお金や投資について幅広く発信することで、運用資産残高の拡大を目指した。特に2024年9月に運用を開始した「ひふみクロスオーバーpro」については、間接販売を中心に残高拡大に向けた積極的な営業活動を行ない、「ひふみクロスオーバーpro」の運用資産残高は2025年9月末で349億円となった。一方で、直接販売における広告宣伝投資については、前期に引き続き、新規口座開設数の獲得よりも既存顧客の長期保有につながる施策に注力したことから、直接販売する投資信託のいずれかを保有する顧客数は59,985名(前年度末比1,313名減)となった。また、当社グループの経営理念と運用哲学に共感していただける販売パートナーの開拓を継続し、間接販売における「ひふみ」シリーズの取扱い社数は、2025年9月末時点で延べ302社となった。さらに、2025年6月には、T&Dフィナンシャル生命保険とレオス・キャピタルワークスの共同開発により、つみたて投資と保険を組み合わせた新サービス「つみたて継続保険(愛称:つみえーる)」の提供を開始した。「つみえーる」は、教育資金のつみたてと生活保障リスク(死亡、障害、介護、三大疾病)の両方に備える日本初のつみたて継続保険であり、将来不安を抱える投資初心者層や若年層など、これまで投資への参加が進みにくかった層の取り込みを図るもの。当社グループでは、本サービスを直販チャネル拡大および顧客LTV(Life Time Value)向上に資する新たな成長施策と位置づけ、継続的な認知拡大と契約件数の積み上げを推進していく。

③以上の結果、当中間連結会計期間末における運用資産残高については、マーケット環境の好転に伴い基準価額が大きく上昇したことによる戻り売りのため、投資信託の純流出額(解約額から設定額を控除した金額)は281億円となったものの、運用益の獲得が伴い、2025年3月末から15.3%増の1兆4,701億円となった。また、当中間連結会計期間末の連結業績は、営業収益が前年比3.3%増の5,883百万円、人件費や広告宣伝費などの増加により営業費用及び一般管理費が前年比5.5%増の4,882百万円となって営業利益が前年比6.3%減の1,000百万円、受取利息などの営業外収益の計上により経常利益が前年比5.3%減の1,009百万円、合併関連費用などの特別損失の計上により税金等調整前中間純利益が前年比9.9%減の959百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が前年比11.9%減の676百万円となった。

運用資産残高は順調に増加し、9月末時点では過去最高値を更新。通期で最高益更新を目指す。

2025年9月30日に、「SBIグローバルアセットマネジメントとSBIレオスひふみは、2025年9月30日開催の両社の取締役会において、SBIグローバルアセットマネジメントを吸収合併存続会社、レオスひふみを吸収合併消滅会社とし、2025年12月1日(予定)を合併の効力発生日とする吸収合併に係る合併契約を両社間で締結することをそれぞれ決議し、本合併契約を締結した。」と公表。本合併は、両社で2025年11月下旬にそれぞれ開催される予定の臨時株主総会における承認を条件としている。本合併の効力発生日(2025年12月1日予定)に先立ち、レオスひふみの普通株式は、東京証券取引所において2025年11月27日付けで上場廃止(最終売買日は2025年11月26日)となる予定。レオスひふみの株式1株に対して、SBIグローバルアセットマネジメントの株式0.36株を割当て交付。

⑥SBIグローバルアセットマネジメントの代表は朝倉智也さんが社長が務める。藤野英人さんはレオス・キャピタルワークスの経営者として引き続き会社に残る予定。

⑦2025年12月1日以降の体制は、大きく3つの会社が下に位置することになる。1つ目は当社「レオス・キャピタルワークス」、2つ目は「SBIアセットマネジメント」で、これは「SBIグローバルアセットマネジメント」の傘下にある運用会社。3つ目は「SBI岡三アセットマネジメント」で、これは岡三証券系の運用会社だが、SBIが51パーセントを買収し、残りの49パーセントは岡三証券が保有している。主に利益を上げているのがこの3つの会社であり、これらの収益状況がSBIグローバルアセットマネジメントの収益となる仕組み。それぞれの売上規模は異なるが、営業利益は3社とも約20億円で、合計すると約60億円規模の会社となる。営業利益が60億円規模の会社になるという点では、会社の統合によって特に大きくなったわけではないが、規模感としてはより大きな会社となるといえる。なお、この統合は私たちから提案したものではなく、親会社であるSBIからの要請によるもの。私たちとしては、むしろ上場して完全に独立することを目指していた。上場会社として存続することを望んでいたが、統合するという提案については、親会社として意味があると考える。SBIグループには3つの会社があり、それらの運用残高を合計すると10兆円規模の会社になるにもかかわらず、各社が個別に表記されているため、SBIグループ全体としての10兆円の資産運用会社としての認識が得られていない状況がある。このため、「10兆円の運用会社」という姿を世間に示したいというのが北尾吉孝さんの意向であると考える。10兆円規模となると、業界全体で上位の規模感になる。これは大手資産運用会社としての立場を確立するものであり、株主にとっては日本を代表するベスト10の大手資産運用会社の株主になる意義を持つことを意味する。レオス・キャピタルワークスを立ち上げた創業者としては、自身が築き上げた会社の上場廃止について寂しさを感じるのは正直なところだが、株主にとって不利な判断ではないと考えている。株主にとってのメリットは、統合により規模が拡大し、販売会社や投資先企業に対してもより大きな影響力を発揮できる点にある。10兆円規模の運用会社となることで、銀行や証券会社といった販売会社からの評価もさらに高まり、より強い立場を確立することが可能になる。また、投資先の企業に対しても「10兆円規模の運用会社」のファンドマネージャーや経営陣が訪れるとなれば、それなりの対応を求められるであろう。このように、資産運用会社においては規模の拡大が大きなメリットをもたらすと考えている。オーナー経営者としては寂しいところはある。しかし、顧客や株主にとってどうかというと、悪くはなく、むしろ良い提案である可能性がある。株主や顧客にとってよい結果をもたらす可能性が高ければ、それを拒否することはできない。これは、SBI証券およびSBIグループがこのような方針を示していることに関連している。「なるほど、あいわかりました」となったため、このような結果になったということになる。かなり正直な話なので、みなさまもお聞きいただいて、特に違和感はないかと思う。「それは残念なことだろうな」という理解もあるかと思うし、実際にみなさまからはお手紙、メール、それに直接お電話で「いやいや、レオス・キャピタルワークスという会社の株主になったわけで、SBIの株主になったつもりはないんだよ」というお話も相当いただいた。それも非常によく理解できる。ただ一方で、企業価値という観点から見ると、株主に損害を与えることではなく、むしろ株主にとってはプラスの可能性があると考えている。株主にとって良いかという点については、多くの場合において良いと考えられる。その理由は、3社が統合することで時価総額が大きくなるため。これは単純に統合しただけで自動的に増加するものだが、時価総額が大きな会社になることで、機関投資家がインデックス運用の中で購入しなければならなくなる可能性が生じる。また、規模が大きくなることにより、EPS(1株あたり利益)は変わらなくともPER(株価収益率)が上昇し、規模拡大による価値の向上が期待される。このように、PERの上昇が株価を押し上げる効果をもたらすと考えられる。論理的に考えると、株価に対しては下がる要因よりも上がる要因のほうが大きいと見ている。これが全般的な状況。

⑧「お金のまなびば!」は非常に好調で、チャンネル登録者数が70万人に達し、業界最大手のチャンネルとなった。今回の吸収合併の一部には、SBIがこのような分野を求めていた背景もあると思う。SBIは非常にメカニックな企業で、このようなエンターテインメント的な要素には弱い側面があった。SBIはどちらかというと、力強く進める会社であり、コンテンツ制作の能力があまり高くない。しかし、北尾吉孝さんがフジ・メディア・ホールディングス(4676)の役員に就任したいという意向や、メディア自体への関心を持っていたこともあった。ただ、結果としてフジメディアからは一度撤退している。現在では、自前でメディアを作るという方針を掲げている状況。その中で、SBIは自前のメディアを作るといっても十分なリソースがないため、「お金のまなびば!」を取得するという選択をすることになった。同じグループ内で共有し、SBIグローバルアセットマネジメントのチームと連携することで、「お金のまなびば!」が100万人や200万人といった規模のクオリティに成長していけばと考えている。この「お金のまなびば!」にはまだ多くの可能性が残されていると思うので、このメディアをうまく活用しながら、金融エンターテインメント、いわゆる金融娯楽サービスとして発展できるよう模索していきたいと考えている。
北尾吉孝さんがフジメディアの役員に就任したいという意向に沿い、ひふみ投信の組入銘柄の1位がフジ・メディア・ホールディングスとなっているように見え、どこまで(役員就任後の改革による企業価値向上まで?)を見据えた組入れなのか気になるところ。

⑨金融業界で会社を立ち上げた経験から強く感じるのは、この業界では既存勢力の力が非常に強いということ。なぜ金融ベンチャーとして証券会社やアセットマネジメント会社がほとんど存在していないのか、その理由は一部に企業の人材力の問題があるかもしれないが、そもそも企業運営そのものが非常に難しいという点も大きいと思う。その背景には、金融庁の免許行政の存在や、日本の多くの人々がベンチャー企業よりも大手企業を好む傾向があることが挙げられる。結果として、金融ジャンルで起業することが極めて困難になっている。

⑩社外取締役を除く取締役6名の報酬等の総額は29,980万円。無支給者1名を考慮して試算すると、単純平均で取締役1人当たり5,996万円。有価証券報告書に、連結報酬等の総額が1億円以上である者として、社長の藤野英人さんが、1億1,897万円として記載あり。

 

株主総会での個人メモ

①質疑応答で、「SBIグローバルアセットマネジメントによる吸収合併のシナジーは?吸収合併後、創業メンバーはどのような仕事をされるのか?」との質問あり。「ミドルオフィスの標準化、業務基盤の共通化が期待できる。得意不得意が全く違う会社なので、縄張り争いも無い。お客様の分布が違うのでクロスセルも期待できる。得の方が圧倒的に多い。創業メンバーは、12月1日以降もレオス・キャピタルワークスに残るので何も変わらない。」との旨の回答。

②質疑応答で、「今後の配当と株主優待の方針は?」との質問あり。「今期末よりSBIグローバルアセットマネジメントの配当方針になる。現状より不利になることはないだろうと予想している。株主優待については、500株以上の保有でひふみクロスオーバーProが2,500円相当付与されるが、SBIグローバルアセットマネジメントにて公表されているので確認して欲しい。」との旨の説明。

③質疑応答で、「保有している株式はどうなるのか?」との質問あり。「特に手続きは不要。11月28日時点の株式100株につき、36株が割り当てられる。端数や100株に満たない場合については、手紙が送られてくるので確認して欲しい。」との回答。

④質疑応答で、「2年前に上場した目的は?」との質問あり。「目的は、社会的な知名度、信用力、資金調達力の向上。この2年間で、マーケットが大きくなり、競争が激しくなった。時価総額100億円未満の会社に対して上場廃止が議論されており、小さい会社は大きくなるか、上場を諦めるのかの流れになっている。運用資産残高に対し、株価は割安だと思っている。時価総額が大きくなると、機関投資家の投資対象となり、株価が上がる可能性が高くなる。」との旨の説明。

⑤質疑応答で、「日本FP協会の法人賛助会員になっていない理由は?」との質問あり。「SBIホールディングスの方針に関わることなので回答を差し控える。」との回答。

⑥質疑応答で、「今回の合併後、SBIレオスひふみとの信頼関係は保たれるのか?「お金のまなびば!」などの無形価値を提供し続けてくれるのか?」との質問あり。SBIグローバルアセットマネジメントの社長でSBIレオスひふみの取締役の朝倉智也さんから、「レオスのトップは藤野英人さんが続ける。役職員のメンバーも変わらない。コスト削減、効率化を図り、運用に特化してパフォーマンスを上げていく。17期連続の増配はほぼお約束できる。1+1=2を3にしていく事をやっていく。」との旨の説明。
⇒議長の藤野英人さんが、取締役の朝倉智也さんを回答者として指名する際に、「朝倉様」と言った後に「朝倉取締役」と言い直していた点が印象的。

⑦質疑応答で、「合併後は、藤野英人さんのIR関係の業務が軽減されると思うが、注力したいことはあるのか?」との旨の質問あり。「SBIグローバルアセットマネジメントの取締役に就任する予定なので、責任もあり、業務は軽くならないと思う。ひふみクロスオーバーProのパフォーマンス向上や新商品の開発などやることはたくさんある。」との回答。

⑧質疑応答で、「SBIレオスひふみを好きな気持ちはどうすればよいのか?もやもやする。」との旨の意見あり。「気持ちは共有できる。今回の合併は、結果的に、お客様にとっても株主にとってもメリットがある。皆に良いことだということで自信を持って判断した。」との旨の説明。

⑨質疑応答で、「合併にはメリットが多いとの説明だが、具体的にはどのくらい株価が上がると考えているのか?」との質問あり。「長期的に保有してもらえればとんでもなく上がると思う。「とんでもない」のレベルについては想像にお任せする。」との回答。

⑩質疑応答で、「現株価は会社の実力に見合っていない低株価との説明があったが、実力に見合う株価を達成するための考えは何かあるのか?」との質問あり。「運用資産残高が増えることにより、収益が増える。時価総額が小さいと機関投資家の投資対象とならないが、合併で一緒になって時価総額が800億円規模になると機関投資家の投資対象となり、インデックスファンドの投資対象にもなる。これが短期的に期待できる点。株価上昇につながると予測している。機関投資家との面談も増え、IRが強化される。IRの強化で株価も上がると思う。」との説明。取締役の朝倉智也さんから、「3社の合併で終わるわけではない。買収、出資、提携、ジョイントベンチャーもある。おいおい、SBIグローバルアセットマネジメントの下に持ってきたい。暗号資産のETFについて、日本で最初に商品にする。暗号資産が金融商品取引法の対象となった場合、ポテンシャルがあると思う。」との補足説明あり。

⑪質疑応答で、「小さな独立系投信があっという間に大手に飲み込まれてしまう。資産運用立国のあり方として正しいのか?」との旨の意見あり。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、オンラインでのライブ参加でしたが、実際に社長や取締役の振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたこと大きなメリットでした。メリットでした。

他社ではあまり見かけない18:30開始の株主総会でしたが、質疑応答では、社長の藤野英人さんと、取締役の朝倉智也さんが質問が尽きるまで丁寧に回答対応をされていました。特に、「時価総額が大きくなると機関投資家の投資対象となる。」「暗号資産のETFについて、日本で最初に商品にする。」などの言葉が印象に残りました。

暗号資産が金融商品取引法の対象となり、暗号資産のETFが上場した場合、既存の暗号資産トレジャリー企業の優位性に影響があるかもしれません。

なお、ひふみ投信の組入銘柄の1位がフジ・メディア・ホールディングスとなっている点について、フジ・メディア・ホールディングスの役員に就任したいSBIホールディングスの社長の北尾吉孝さんの意向に沿っての対応にも見え、どこまで(役員就任後の改革による企業価値向上まで?)を見据えた組入れなのか気になるところです。

2024年4月の上場から2年も経たずに上場廃止となり、やや寂しい印象を受けますが、SBIレオスひふみについての知見は、SBIグローバルアセットマネジメントへの投資を検討する際の参考にします。

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