U-NEXT HOLDINGSの株主総会に出席しました【2024年11月28日】

株主総会
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USEN-NEXT HOLDINGS 第17回定時株主総会

日時:2024年11月28日(木) 13:00-14:15

場所:U-NEXT HOLDINGS本社(目黒駅徒歩1分)

出席株主数:約40名

お土産:無し、ドリンクバーでコーヒーなどの提供あり

 

企業概要

U-NEXT HOLDINGS(9418)

HP:U-NEXT HOLDINGS | USEN&U-NEXT GROUP

映像配信サービス「U-NEXT」の提供・販売をおこなう「コンテンツ配信事業」(売上構成比33%)、音楽配信を始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工や飲食店向け集客支援や音楽著作権の管理・開発などをおこなう「店舗サービス事業」(売上構成比21%)、光回線「USEN光plus」・ISP「USENNET」の提供や次世代IP電話サービスやICT環境構築の提案・販売やMVNOサービス「y.umobile(ワイユーモバイル)」の提供をおこなう「通信事業」(売上構成比19%)、ビジネスホテル・シティホテル・レジャーホテル・総合病院などの医療機関・ゴルフ場など向けに自動精算機・ホテル管理システム・顧客管理システム・売上管理システム・受付システム・案内表示システムなどの開発・製造・販売・メンテナンスなどをおこなう「業務用システム事業」(売上構成比9%)、東京電力との業務提携により業務店向けに低圧電力を商業施設向けに高圧電力の販売を行うとともに都市ガスサービスの取次販売ならびに省エネルギー施策提案などのエネルギー・コンサルティング・サービスを提供する「エネルギー事業」(売上構成比18%)を運営。

筆頭株主は社長の宇野康秀さんが代表を務めるUNO-HOLDINGSで、宇野康秀さん個人での保有分も含めると、3,429万株、57.0%を保有。
光通信(9435)が、第5位の株主として、光通信の子会社のエスアイエルの保有分も含めると、326万株、5.4%を保有。
TBSホールディングス(9401)が、第7位の株主として、95万株、1.5%を保有。
テレビ東京ホールディングス(9413)が、第8位の株主として、83万株、1.3%を保有。

株主優待
2月末、8月末

100株:「U-NEXT」の90日分利用料と1,000円分のポイント
1,000株:「U-NEXT」の1年分利用料と毎月1,800円分のポイント

 

株式情報

時価総額:2,928億円(2024年11月27日時点)

売上高:3,267億円(2024年8月期実績)⇒3,600億円(2025年8月期予想)

株価:4,870円(2024年11月27日時点)

1株純資産:1,361円(2024年8月末時点)、PBR:3.57倍

1株当期純利益:92.5円(2025年8月期予想、株式3分割後)、PER:17.5倍

1株配当:14円(2025年8月期予想、株式3分割後)、配当性向:15%

配当利回り:0.8%、株主優待含む利回り:4.6%(株式3分割後に100株保有時、6,134円/年として計算)

株主数:23,933名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会前の事前情報

①当社グループは、主軸事業である店舗サービスの提供先である業務店を始め、ホテル・病院・ゴルフ場や中小オフィスといったBtoB市場や映像配信、通信サービスをはじめとするBtoC市場などの様々な顧客が当社グループの最大の資産であると考えている。当社は、USENとU-NEXTとの経営統合後6年が経過し、現行の中期経営計画も順調に推移している中で、当社グループが新たな成長フェーズへ移行するにあたり、2024年4月1日に「USEN-NEXTHOLDINGS」から「U-NEXTHOLDINGS」に商号を変更した。当連結会計年度において、当社グループでは事業領域・事業規模拡大に伴い、昨年9月にグループ経営体制の改編を実施した。グループの事業領域をセクターに区分し、セクター毎に担当役員を配置している。担当役員は管轄するセクターの事業会社群を統括し、横断的視点での戦略立案・組織づくりを進めている。2024年9月には当社グループ事業の一部をサービス軸で事業会社の再編を行っている。役割・機能をより明確化することで、機動的でスピード感をもった事業展開の実現を目指している。また、企業としての持続可能性(サステナビリティ)を強化するため「次世代を担うリーダーが育つ組織」作りも注力するとともに、顧客の様々なニーズや課題に対応した、革新的なサービスを提供し続けられる組織・体制の構築に努めた。更に、企業の持続的な成長のための最も重要な経営資源は「人財」との考えから、社員の働きやすい環境整備にも注力してきた。この結果、当連結会計年度の業績は、売上高326,754百万円(前年比18.2%増)、営業利益29,110百万円(前年比35.0%増)、経常利益28,321百万円(前年比38.9%増)、また親会社株主に帰属する当期純利益については15,357百万円(前年比40.1%増)となった。連結の売上高、および営業利益で8期連続の過去最高業績を達成。YoYの各段階利益は35%~40%という大幅増益。

③コンテンツ配信事業は、『U-NEXT』では、豊富な見放題作品を用意しており、2024年9月時点で映画やドラマなどの動画作品はレンタルも含めて33万本以上、漫画や書籍などの電子書籍は108万冊以上、雑誌は200誌以上をそろえ、1つのアプリで「観る」「読む」をシームレスに楽しめる、ジャンルを超えたエンタメ体験をお届けしている。当連結会計年度においては、経済社会活動の正常化する中、映像配信サービスは生活の一部として定着しつつある一方、消費者による選択と集中が行われてきている。また、為替の変動はコンテンツの調達コストに一定の影響を与えている。このような状況下において、『U-NEXT』は、海外や韓流の人気コンテンツの配信をはじめ、TBS、テレビ東京の放送中ドラマやバラエティ、ラ・リーガなどの欧州サッカー、国内外の格闘技、ゴルフツアー、バレーボールネーションズリーグなどのスポーツ、音楽、ライブ配信、電子書籍とラインアップの充実化を図っている。8月にはThe Football Association Premier League Limited.との間で、2024-2025シーズンから2030-2031シーズンまでの7年間、イングランドの「プレミアリーグ」および最も長い歴史を誇るカップ戦The Emirates FA Cupの国内独占配信権にかかる基本契約を締結した。今回の配信権取得を機に、「U-NEXT」では新プラン「U-NEXTサッカーパック」の提供を開始した。本パックにはスペインのプロサッカー1部リーグ「ラ・リーガ」なども含まれている。「U-NEXTサッカーパック」は、U-NEXTポイントを充当してリーズナブルに利用することも単体での利用も可能とすることでARPUの向上およびユーザー基盤の拡大を図っている。また、月額会員の方には追加料金なしで約1,300冊の児童書が読み放題で楽しめる「キッズ読み放題」やIP戦略の一環としてオリジナル書籍やオリジナルコミックの出版にも注力するなど、引き続き、魅力あるコンテンツラインアップを拡充しサービス向上につとめていく。なお、今後はU-NEXTのサッカーコンテンツをホテルや商業施設、スポーツバーなどにも提供、当社グループの店舗・施設向け事業とのシナジーを生かし、スポーツ観戦の喜びを共有・共感できる空間作りをサポートしていく。この結果、売上高は109,124百万円(前年比31.1%増)、営業利益は8,486百万円(前年比39.2%増)となった。コンテンツ配信は積極的なコンテンツ投資を実行しつつ年間50万ユーザー積み上げ。

④店舗サービス事業は、連結子会社のUSEN、キャンシステム、USEN Media、USEN FB Innovation、USENテクノサービス、USEN-NEXT Design、ユーズミュージック、Wanna Eat、USEN TRUSTが運営しており、音楽配信・店舗DXサービスを始めとする店舗ソリューションの提供・販売・施工、飲食店向け集客支援、フードライセンスシェアリングサービス、音楽著作権の管理・開発等を行っている。音楽配信サービスは、全国の業務店、チェーン店や個人のお客様に最適なインフラを経由し、専用の受信端末機を通じて音楽・情報等を提供している。また、店舗DXサービスは、POSレジ『USENレジ』、キャッシュレス決済『USENPAY』、飲食店向けの集客支援サービス、Wi-Fi、IPカメラ、デジタルサイネージなどのIoTサービス、家賃保証サービス、損害保険サービスなど、店舗運営に必要なソリューションを提供している。また、USEN Mediaは自社グルメサイトとして『ヒトサラ』および訪日外国人向け『SAVOR JAPAN』を展開、『食べログ』の取り扱いも含めた飲食店向け集客支援サービスを提供しており、Wanna Eatはフードライセンスシェアリングサービスを行っている。当連結会計年度においては、USENでは、「お店の未来を創造する」をミッションに掲げ、引き続き店舗運営に必要な店舗DXをトータルサポートすることに注力し、顧客の課題解決に向けた取り組みを推し進めている。2023年11月20日より『USEN MUSIC Entertainment』の販売を開始し、BGMに留まらない“音と映像が一体化した来店客参加型エンタメサービス”を備える新たな店舗向け総合演出ソリューションを可能とした。また、USEN音楽配信サービスにおける音楽アーティストの「推し活」として『USEN推し活リクエスト』のサービスを開始した。更に、店舗・施設から設備工事を請け負うUSENテクノサービスは、全国を網羅するエンジニア組織力を活用し、飲食チェーン店を中心に、施工実績を大きく伸ばした。この結果、店舗サービス事業における売上高は70,000百万円(前年比10.3%増)、営業利益は9,966百万円(前年比1.4%増)となった。

⑤通信事業は、連結子会社のUSEN NETWORKS、U-NEXT、USEN ICT Solutions、USEN Smart Works、USEN-NEXT LIVING PARTNERS、TACT、U-MX、Next Innovation、Y.U-mobileが運営している。法人向けには、主にUSEN ICT Solutionsが、「USEN GATE02」ブランドでサービスを提供しており、ネットワーク、セキュリティ、クラウドサービスを総合的に提案できる強みを活かし、ICTソリューションの「マルチサービスベンダー」としてICT環境構築の提案・販売を行っている。また、USEN Smart Worksでは、従業員の働き方をサポートするため、様々なクラウドサービス(SaaSサービス)を取りそろえて企業に提供しており、導入後のきめ細やかな対応にも留意している。業務店向けには、主にUSEN NETWORKSが自社で提供する光回線「USEN光plus」、ISP「USENNET」や次世代IP電話サービスなど、お客様のニーズに合わせて様々なサービスの提供を行っている。個人向けには、主にY.U-mobileがMVNOサービス『y.u mobile』の提供を行っており、シンプルな料金プランによりサービス提供開始以降お客様に好評をいただいている。当連結会計年度においては、法人向けサービス、回線取次や自社光回線サービスが引き続き堅調に推移した。USEN NETWORKSでは、様々な企業との連携や取り組みによって、自社で提供する法人向け光回線『USEN光plus』の新規獲得が引き続き安定的に増加しており、ワンショット型の手数料獲得モデルからランニング収益獲得モデルへのシフトが図れ、顧客数も着実に増加している。更に、2024年6月19日には、JALマイレージバンク会員向けのマイルがたまる家庭用高速インターネットサービス「JAL光Powered by USEN NETWORKS」の提供を開始し、個人向けにもサービス提供が拡大している。この結果、通信事業における売上高は63,679百万円(前年比9.2%増)、営業利益は7,248百万円(前年比10.7%増)となった。

⑥業務用システム事業は、連結子会社のアルメックスが行っている。アルメックスは「テクノホスピタリティ(Technology×Hospitality)を世界へ」をミッションに、最新のテクノロジーを駆使した製品やサービスによって、お客様とその先にいるエンドユーザーの方々へ「究極のホスピタリティ」を提供することを目指しており、ビジネスホテル・シティホテル、レジャーホテル、総合病院やクリニック、ゴルフ場など向けに、自動精算機、ホテル管理システム、受付機・案内表示機などの開発・製造・販売・メンテナンスを行っている。また、飲食店向けには、オーダー端末やオペレーティングシステムの販売なども行っている。当連結会計年度においては、2024年7月に新紙幣が発行され、これに対応した自動精算機などの入れ替えおよび新規導入が堅調に推移し、売上は大きく伸長した。引き続き新紙幣対応はもとより、キャッシュレス化のニーズについても、積極的に取り組んでいく。病院・クリニックでは、恒常的な人手不足や働き方改革により、十分な受付窓口スタッフの配置が難しい状況にあることから、受付と健康保険証の確認を一体で行えるように、オンライン資格確認対応顔認証付カードリーダー『Sma-paマイナタッチ』と次世代型多機能受付機『Sma-paTERMINAL』、自動再来受付機『APS-3300』との連携を開始するなど、DX推進の支援を行っている。更に、2024年7月には、千葉県の大型複合リゾート施設「龍宮城スパホテル三日月」へ宿泊施設向けセルフチェックインシステム&温浴施設専用自動精算機を複数台設置し、病院・ホテル以外での施設へも、精算機の導入が拡大しており、業務省力化、人手不足解消のほか、利用者の精算時の混雑緩和に大きく寄与している。この結果、業務用システム事業における売上高は28,841百万円(前年比40.5%増)、営業利益は7,023百万円(前年比121.4%増)となった。

⑦エネルギー事業は、連結子会社のU-POWER、USENが運営しており、『U-POWER』『USENでんき』『USENGAS』を提供している。U-POWERでは、企業のESG経営・SDGs対応を支援するためグリーンエネルギー比率が異なる3プランを提供し、店舗・施設で消費するエネルギーのグリーン化を推進している。USENは東京電力グループとの業務提携による業務店向けの低圧電力、商業施設向けの高圧電力、更に都市ガスサービスの取次販売、省エネルギー施策提案などのエネルギー・コンサルティング・サービスを提供している。当連結会計年度においては、冬場もさることながら、10年に一度の猛暑にもかかわらず夏場の電力需要における予備率は、全エリアで安定供給に最低限必要な予備率3%を確保できることなどを踏まえ、節電要請は実施されなかった。また、為替相場は円安基調から、一転円高になり変化の激しい相場となるなど、電力の調達コストについても不安定な状況となった。このような状況下、U-POWERでは、企業向け実質再生可能エネルギーの高圧・低圧電力に加え、家庭向けの実質再生可能エネルギー電力プラン「GREENホーム」の販売を開始した。環境に配慮した電気を利用したいという需要の高まりと、グループ内外の販売代理店を活用した獲得強化により、2024年8月末時点の供給口数は9万件を超え、順調に契約数を伸ばしている。引き続き実質再生可能エネルギーの販売を強化し、今後も日本国内の再生可能エネルギーの普及に貢献し、持続可能な社会の実現に向けて社会的責任を果たしていく。この結果、エネルギー事業における売上高は60,146百万円(前年比9.6%増)、営業利益は5,614百万円(前年比50.5%増)となった。

⑧当社グループは、グループの経営資産である、映像コンテンツ、音楽コンテンツ、IoT各種商材、ネットワークインフラ、安定した顧客基盤を最大活用する事を企図し、強力な直販体制を今後も維持しつつ、同時にテレマーケティング、WEBマーケティング、代理店網などの販売チャネル等を最大活用することによりグループシナジーを最大化させ、更なるサービス創出力、成長性、利益創出力を強化していく。また、様々な要因により変化する消費行動や企業活動、更に急速に変化するテクノロジー/社会環境に対して、IoT・AIといったIT技術などを活用し市場におけるニーズやビジネス機会をいち早く捉え、迅速な意思決定の下で、サステナブルな利益成長により株主価値および企業価値の最大化に取り組むことが重要と捉えている。ホールディングス体制の下、グループ一丸となって社内外のDXの推進、顧客資産の共有化・事業会社間の連携強化を図っていく。以上により、来期の業績の見通しは売上高360,000百万円、営業利益31,000百万円、経常利益30,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益16,700を見込む。コンテンツ配信のユーザーの年間純増数は+30万(U-NEXT+40万、旧Paravi▲10万)。店舗・施設ソリューションの自動精算機の入替需要剥落による影響は売上高▲50億、利益▲25億と試算。想定為替レートは期中平均1$=155円。

⑨2024年11月30日を基準日として、普通株式1株につき3株の割合をもって分割を予定。今回の株式分割に際して、基準となる株式数や提供内容など株主優待制度に変更は無いので、株式分割に伴い、当社株式により投資しやすい環境になることを通じて、株主優待制度をより多くの方にご利用いただきたいと考えている。

⑩社外取締役を除く取締役7名の報酬等の総額は30,900万円。2023年11月に退任した1名を3ヵ月分として計算すると、単純平均で取締役1人当たり4,944万円。ただし、使用人兼務取締役の使用人分給与は含まず。
使用人兼務取締役の使用人給与や、子会社などからの報酬も含めた金額が提示された方が、株主から見て実態が分かりやすいと思う。

 

株主総会での個人メモ

①株主総会会場は、U-NEXT HOLDINGS本社内の会議室での開催。

②質疑応答で、「以前、カンブリア宮殿で時価総額の目標を述べていたが、ほぼその通りとなった。5年後の時価総額の目標を教えて欲しい。」との質問あり。「この場で回答するのは適切ではないが、今でもカンブリア宮殿の時と想いは変わらない。」との回答。

③質疑応答で、「U-NEXTのコンテンツについて、自社作品のアウトラインは?」との質問あり。「今後も、百貨店方針は変わらない。規模が大きくなってきたら自社作品もチャレンジしたい。」との旨の説明。

④質疑応答で、「KADOKAWA(9468)でシステム障害が発生し問題となていた。KADOKAWAの社長でもある社外取締役の夏野剛さんに、U-NEXT HOLDINGSのシステム障害対策についてコメントを伺いたい。」との質問あり。夏野剛さんから、「KADOKAWAでの内容はこの場で話べきではないが、サイバーセキュリティー対策で、完全な防御は100%できない。いかに最善を尽くすか。経験を他の会社に活かしたい。」との旨の回答。

⑤質疑応答で、「U-NEXTでは、サッカー関連のコンテンツを強化している。プロ野球関連の配信もあった。今後は、DAZNのようにJリーグやプロ野球の全試合配信のような形を目指すのか?」との質問あり。「No.1を取れるジャンルなら対応していきたい。他社の契約状況など、タイミングを見て判断する。」との説明。

⑥質疑応答で、「報道番組でコメンテーターも務めている社外取締役の石山アンジュさんに、U-NEXT HOLDINGSの強みと課題を伺いたい。」との質問あり。石山アンジュさんから、「若い世代にコンテンツ配信のニーズが広がっており、ニーズに沿った対応をしている。課題としては、配信事業者に外資系が多い中、オピニオンリーダーの立場をとっていく対応が必要。」との旨の回答。

⑦質疑応答で、「サッカーパックの利益はどの程度なのか?ワールドカップの配信予定はあるのか?」との質問あり。「契約などもあり回答できない。また、今年始めたばかりなので、サッカーパックだけを切り取って評価することもできない。ワールドカップの配信の可能性はあるが、放映権もあり簡単には判断できない。」との説明。

⑧質疑応答で、「サッカーパックは、ハイライトの配信が他社に比べて遅い。料金ももう少し下げて欲しい。」との意見あり。

⑨質疑応答で、「株主優待で以前はプレミアム優待倶楽部があった。コンテンツの拡充やポイントの使途を増やして欲しい。」との意見あり。「以前、プレミアム優待倶楽部を株主優待にもしていたが、自社のサービスに限ったほうが良いと思っている。コンテンツの拡充をはかりたい。今のスタイルを継続していく。」との回答。

⑩質疑応答で、「自動運転の車社会となったときに、車内での配信や、走行場所に沿ったコンテンツをおすすめしたりするサービスを検討して欲しい。」との意見あり。

⑪質疑応答で、「11月12日に公表したGENDA(9166)との業務提携契約について、GENDAとの事業展開を教えて欲しい。」との質問あり。「カラオケルームでのコンテンツの配信、ゲームセンターでのDX系のサービス提供を協議している。」との説明。

⑫出席株主から、「自身を社外取締役に追加する。」との動議あり。第2号議案の採決時に、原案が可決されたことにより、本動議は否決された。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。特に今回、U-NEXT HOLDINGSの本社内での開催でしたので、良い機会となりました。

コーヒーやカフェオレなどがあるドリンクコーナーも解放されており、社員の方々が普段どのような環境で仕事をしているのか雰囲気が分かりました。

質疑応答は、社長の宇野康秀さんを中心に、多くの質問や意見に対して丁寧に回答対応されていました。

事業報告時に宇野康秀さんから説明のあった「今後の成長と共に企業価値が向上する。キャピタルゲインを期待して欲しい。」との旨の言葉が印象的でした。

「コンテンツ配信」「店舗・施設ソリューション」「通信・エネルギー」のバランスが良く、各事業共に今後の成長に期待が持てますが、特に主力のU-NEXTについて、外資系に負けないように頑張って成長して欲しいです。再投資も検討します。

 

2024年11月15日に到着したU-NEXT HOLDINGSの株主優待の内容についてはこちら↓

U-NEXT HOLDINGSの株主優待が到着しました【2024年11月15日】 | ぽこタンの株主総会日記

 

株主総会会場のU-NEXT HOLDINGS本社のある目黒セントラルスクエア
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