リスキルの株主総会に出席しました【2025年3月26日】

株主総会
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リスキル 臨時株主総会

日時:2025年3月26日(水) 10:00-10:15

場所:Daiwa西新宿ビル(新宿駅徒歩1分)

出席株主数:数名

お土産:無し

 

企業概要

リスキル(291A)

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①「一社研修」「公開講座」「動画講座」の形式で「biz研修」「tech研修」の研修サービスを提供する人材育成事業を運営。

②2024年12月17日に東京証券取引所グロース市場に新規上場。

社長の松田航さんが、2025年1月17日に大量保有報告書を提出。142万株、68.6%を保有。

④従業員数は、52名と少人数体制。

 

株式情報

時価総額:72億円(2025年3月25日時点)

売上高:14.8億円(2024年3月期実績)⇒19.3億円(2025年3月期予想)

株価:3,470円(2025年3月25日時点)

1株純資産:661円(2024年12月末時点)、PBR:5.24倍

1株当期純利益:208円(2025年3月期予想)、PER:16.6倍

1株配当:無配(2025年3月期予想)、配当性向:無配

配当利回り:無配

株主数:2024年12月17日に東京証券取引所グロース市場に新規上場

会計基準:日本会計基準

 

株主総会前の事前情報

①2025年3月期第3四半期は、社会人教育に関する昨今の動向としては、経営環境の急速な変化に対応するための人材戦略の一つとして「リスキル・学び直し」が掲げられており、日本国内において社会人教育の重要性が叫ばれている。労働生産性向上や人的資本経営に関する注目は高く、事業環境は堅調に推移している。このような環境の中、「一人でも多くの人に社会人教育を届ける」のミッションのもと、企業の人材育成の課題解決を通じて、社会人になっても学ぶのが当たり前の社会を創ることを目指し、事業を展開している。当社では多種多様な研修コンテンツを用意しており、当第3四半期累計期間においても、多くの研修を提供することができた。以上の結果、当第3四半期累計期間の経営成績は、売上高1,701,592千円、営業利益674,533千円、経常利益663,235千円、四半期純利益434,171千円となった。

②2025年2月28日に、常務執行役員CFOの髙橋直樹さんが退任。一身上の都合により、2025年3月31日をもって退職予定。なお、2023年8月16日付で取締役は辞任。

③社長の松田航さんは37歳(1988年生まれ)と若い社長。

売上高、売上総利益および営業利益が第1四半期に偏る傾向にある。年間売上高のうち約60%および年間営業利益のうち約100%が第1四半期に計上される。これは、新入社員や若手人材の育成需要が、第1四半期に高くなるため。

⑤当社の顧客は、政府による教育推進による人材育成関連政策の助成金を利用していることがある。助成金減額などの政策変更があった場合、顧客側の需要が変化する可能性があり、当社の財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性がある。

⑥当社は現在、成長過程にあると考えており、事業拡大のための成長投資に充当することを優先し無配としている。

⑦国内研修サービス市場は、ビジネス研修・IT研修の国内研修市場で4,000億円以上の市場規模。資格取得なども含めると5,600億円の市場。当社シェアは1%にも届いておらず拡大余地は大きいものとなる。

⑧2025年1月15日開催の取締役会において、シンガポール支店を開設することについて決議。開設日は、2025年4月から2025年9月頃の予定。事業内容は、biz研修。アジア圏の研修サービス市場の市場規模は5.5兆円と試算されている。

顧客企業数は、2024年3月期に、biz研修(一社研修)で965社、tech研修(一社研修・公開講座)で217社。

⑩社外取締役を除く取締役2名の報酬等の総額は3,133万円。2023年8月に辞任した1名を5ヶ月分として試算すると、単純平均で取締役1人当たり2,211万円。

 

株主総会での個人メモ

①2024年12月17日に東京証券取引所グロース市場に新規上場後、初めての株主総会。

②質疑応答で、「開設するシンガポール支店の人員規模、顧客ターゲット」について質問あり。「シンガポール支店は4月から5月に開設予定。配置人員は1名から2名。biz研修を提供する。テストマーケティングなので、中期経営計画や業績見通しには経費は計上するものの、売上は計上していない。」との回答。

②質疑応答で、「常務執行役員CFOの髙橋直樹さんが3月で退任するとのことだが、経営管理室長とのことで影響が心配。2023年8月に取締役を辞任した時から退職する話があったのか?」との質問あり。「2023年8月の取締役辞任については、IPOに向けて証券会社と相談した上で組織・ガバナンス上の問題として対応した。IPO対応にリソースの80%を注力いただいていたが、上場数日後に退職の申し出があった。決算実務については、今いるメンバーでの対応で問題は無い。」との旨の説明。

③質疑応答で、「上場時に公表する事業計画について、今回の減資は考慮された内容であったのか?」との質問あり。「今回の減資については含んでいない。」との回答。

④質疑応答で、「上場後、直ぐの減資となるが、各機関から問合せなどはあったのか?」との質問あり。「事前に相談をし対応している。特に質問や指摘は無かった。なお、上場と同時での減資はできないので、上場後の対応とした。」との説明。

⑤質疑応答で、「IRに問合せをしても、質問を受付の自動返信メールも無く、回答も無い。改善して欲しい。」との意見あり。「質問が多く寄せられているので、HPによくある問合せとしてできる限り載せて対応していきたい。」との回答。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

今回、2024年12月17日に東京証券取引所グロース市場に新規上場後、初めての株主総会でしたが、質疑応答では、社長の松田航さんが丁寧に回答対応されていました。

「国内研修サービス市場では、当社シェアは1%にも届いておらず拡大余地は大きい」とのことですが、従業員数が52名のみと多くは無いので、海外市場開拓よりも国内市場のシェアアップに注力した方が良いような印象を受けました。

上場直後なので情報があまりありませんが、売上が順調に増えており、成長企業として、継続注視します。

 

株主総会会場のDaiwa西新宿ビル
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