こんにちは!ファイナンシャルプランナーのぽこタンです。
小林製薬から嬉しい株主優待が届きました♪
企業情報
小林製薬(4967)
「医薬品」「オーラルケア」「食品」「スキンケア」「芳香消臭剤」「衛生雑貨品」「家庭雑貨品」「カイロ」などの製造販売を「国内事業」(売上構成比72%)、「国際事業」(売上構成比24%)として運営。また、運送業、合成樹脂容器の製造販売、不動産管理、広告企画制作などを行う「その他」(売上構成比4%)も手掛ける。
株主優待制度
6月末、12月末
100株:5,000円相当の自社製品詰め合わせセット
長期保有(3年以上)
12月末
300株:「復興支援 選べるギフト」を追加
株式情報
時価総額:4,483億円(2025年2月7日時点)
売上高:1,734億円(2023年12月期実績)⇒1,690億円(2024年12月期予想)
株価:5,744円(2025年2月7日時点)
1株純資産:2,745円(2024年9月末時点)、PBR:2.09倍
1株当期純利益:143円(2025年9月期予想)、PER:40.1倍
1株配当:102円(2024年12月期予想)、配当性向:71%
配当利回り:1.7%、株主優待含む利回り:3.5%(100株保有時)
株主数:37,974名
会計基準:日本会計基準
株主優待到着内容
「5,000円相当の自社製品詰め合わせセット」の案内
2024年12月末の権利分。
株主優待到着時点、株式は未保有ですが、100株以上を3年未満保有していたので、「5,000円相当の自社製品詰め合わせセット」でした。
「5,000円相当の自社製品詰め合わせセット」は、下記4コースからの選択制。
1.家庭用品コース(10品)
2.健康・美容コース(2品選択)
3.アイメイト協会への寄付コース
4.アイメイト協会への寄付+製品(7品))進呈コース
株主優待申込ハガキにて申し込み。申込期限は2025年2月28日必着。
3月中旬以降、順次発送。
紅麹関連製品の健康被害の件があったので、品質管理体制に不信感があり、特にサプリメントなどの食品系については信頼できず、まだ利用を再開する気にはなりませんが、今回、「1.家庭用品コース(10品)」で申込もうと思います。
個人メモ
①株主数:37,974名。株主数が増え続けた場合、株主優待廃止や改悪リスクあり。
②筆頭株主は、創業家で取締役の小林章浩さんで、926万株、12.4%を保有。創業家で元社長の小林一雅さんが理事長を務める公益財団法人小林財団が、第3位の株主として、600万株、8.0%を保有。オアシスジャパンストラテジックファンドが、第4位の株主として、234万株、3.1%を保有。創業家の井植由佳子さんが、第7位の株主として、186万株、2.5%を保有。
③2024年12月期第3四半期は、売上高は114,459百万円(前年比3.9%減)、営業利益は16,976百万円(前年比12.4%減)、経常利益は17,921百万円(前年比14.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,344百万円(前年比65.5%減)となった。
国内事業では、お尻などのブツブツ治療薬「ヒプキュア」や、香りで気持ちを整えることを目指して調香した機能性芳香剤「Sawaday+ &Emotion(サワデーアンドエモーション)」、10大悪臭に効く香りでごまかさない無香料の消臭剤「消臭元ZERO(ゼロ)」や、バリア機能の低下により繰り返す、顔の乾燥荒れや炎症などのトラブルを肌の奥から改善する乾燥荒れ治療薬「キュアレアドライ」など、春に15品目、秋に17品目の新製品を発売し、売上に貢献した。 また、訪日外国人数の増加に伴い、インバウンド需要も増加し、売上に貢献した。しかしながら、紅麹関連製品の自主回収の影響で、特にサプリメントを含む食品カテゴリーが苦戦し、ヘルスケアが減収となった。一方、国内は全製品の広告を停止している中でも、特に芳香消臭剤が牽引し、日用品は増収となった。また、通販においては、定期購入の解約が増えた影響で減収となった。その結果、売上高は86,390百万円(前年比8.7%減)、セグメント利益は15,995百万円(前年比0.1%減)となった。
国際事業では、米国・中国・東南アジアを中心に、カイロや額用冷却シート「熱さまシート」、外用消炎鎮痛剤「アンメルツ」などを販売しており、広告や販売促進など積極的に投資することで、売上拡大に努めた。米国では、サプリメント・一般医薬品を販売しているFocusを2023年10月に買収し、それによる売上貢献があった。また、為替変動の影響による売上の増加も寄与し、増収となった。中国では、紅麹関連製品の自主回収を発表した2024年3月22日以降、国内同様に広告を停止していたが、8月より広告を再開している。直近の売上は回復基調にあるものの、広告停止していたことによる売上不振の影響をカバーできず、減収となった。 東南アジアでは、主力の「熱さまシート」と「アンメルツ」が好調に推移し、円安による為替変動の影響による売上の増加も寄与し、増収となった。その結果、売上高は31,926百万円(前年比7.8%増)、セグメント利益は760百万円(前年比74.3%減)となった。
④販売する機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を摂取された複数のお客様が腎疾患を発症されているとの報告を受け、本製品およびそれに使用している紅麹原料(自社製造)の成分分析を行った結果、一部の紅麹原料にプベルル酸が含まれていることが判明した。お客様の健康被害が拡大することを防ぐため、紅麹関連製品の回収を進めている。厚生労働省および国立医薬品食品衛生研究所の協力を得ながら、原因究明に向けて取り組んできた。その結果、プベルル酸に腎毒性があることが確認されている。当社は原因究明の状況を踏まえ、当社の紅麹コレステヘルプなどの摂取によって健康被害にあわれたお客様に対する補償を2024年8月19日から開始している。今後も引き続き、全てのお客様や企業様からのお申し出に対して真摯に対応を進めていく。この状況を踏まえ、当社は当該事象に関連して、主に、当社製品の回収、企業様向け紅麹原料の回収、健康被害にあわれたお客様への補償が発生することを想定しており、現時点で合理的に見積り可能な範囲内で、製品回収関連損失引当金として計上している。しかし、現時点で合理的な見積りに及ばない範囲については、現在、情報を収集している段階である。そのため、当社がその総額を合理的に見積ることは困難であり、追加的に費用が発生する可能性がある。
⑤2024年11月22日、株主から当社監査役宛に「取締役に対する訴え提起請求書」を受領。本提訴請求書では、当社の紅麹関連製品にて一部の紅麹原料に当社の想定していない成分が含まれていた件を踏まえ、その後当社が対象商品の回収や紅麹関連製品事業からの撤退を余儀なくされたことなどにより当社に損害が生じたとして、本件問題発生時の当社取締役7名に対して、当該損害の賠償として約110億円を求める責任追及の訴えを提起するよう請求。当社取締役会は、2025年1月20日開催の取締役会において、監査役4名から、調査の結果、「取締役としての善管注意義務違反を含む法令違反は認められないとして、取締役に対する責任追及の訴えを提起しないと判断したこと、本提訴請求者に対して不提訴理由通知書を2025年1月21日付で送付すること」について報告を受けた。
第4位の株主のオアシスジャパンストラテジックファンドが、臨時株主総会の招集を請求。株主総会の目的事項は、「当社の業務および財産の状況を調査する者の選任」「取締役3名選任」。2025年2月19日に臨時株主総会を開催予定。
おすすめポイント
①紅麹関連製品の健康被害があったので、品質管理体制に不信感があり、特にサプリメントなどの食品系については信頼できず、まだ利用を再開する気にはなりませんが、「家庭用品コース(10品)」は、小林製薬のいろいろな製品を試せるのでおすすめかもしれません。
②盲導犬の「アイメイト協会」への寄付も選べます。
企業体質の改善によって、崩れた信頼の回復を期待しています。ありがとうございました♪