アイデミーの株主総会に出席しました【2024年5月9日】

株主総会
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アイデミー 臨時株主総会

日時:2024年5月9日(木) 10:00-10:25

場所:東京サンケイビル(大手町駅直結)

出席株主数:約10名

お土産:無し

 

企業概要

アイデミー(5577)

HP:AI/DX内製化支援を通じて、あらゆる企業の変革をサポートする|株式会社アイデミー (aidemy.co.jp)

①AIをはじめとした新たなソフトウエア技術を、いち早くビジネスの現場にインストールし、次世代の産業創出を加速させることを目的として事業を展開。主にAI/DXに関するプロダクト・ソリューション事業を展開し、法人向けのAI/DXプロダクト、AI/DXソリューション、個人向けのAI/DXリスキリングをおこなう。

筆頭株主は、社長の石川聡彦さんで、179万株、45.1%を保有。
道路用側溝・農業用水路・河川護岸ブロックなどのコンクリート二次製品(プレキャストコンクリート製品)メーカーのホクエツが、第2位の株主として、11万株、2.7%を保有。
エアコン世界首位級のダイキン工業(6367)が、第3位の株主として、8万株、2.2%を保有。
電線大手の古河電気工業(5801)が、第4位の株主として、7万株、1.9%を保有。
合成ゴム大手の日本ゼオンが(4205)、第5位の株主として、7万株、1.9%を保有。

③従業員数は、79名のみと少人数体制。

 

株式情報

時価総額:63億円(2024年5月8日時点)

売上高:16億円(2023年5月期実績)⇒21億円(2024年5月期予想)

株価:1,602円(2024年5月8日時点)

1株純資産:275円(2023年11月末時点)、PBR:5.82倍

1株当期純利益:45.3円(2024年5月期予想)、PER:35.3倍

1株配当:無配(2024年5月期予想)、配当性向:無配

配当利回り:無配

株主数:2,617名

会計基準:日本会計基準

 

株主総会での個人メモ

①監査役の堂田丈明さんは、所用のため欠席。

②2024年5月期第3四半期累計の業績は、AIモデル開発のニーズの強さが牽引し過去最高の売上高、営業利益を更新。AI/DXソリューション(デジタル変革伴走型支援「Modeloy」)が好調に推移し、売上高の大幅な増加が原価増を上回り、営業利益率は16.5%と前年同期比から大幅に改善。第3四半期のM&Aに伴い、当四半期から連結決算へ移行。

③第3四半期会計期間の売上高は季節変動の影響があるものの、AI/DXソリューションが前年同期比+204.7%と大幅に拡大し全体の業績を牽引。AI開発増加により売上総利益率は73.9%。営業利益は人材への先行投資があるものの営業利益率12.2%で想定の範囲内。

長期継続顧客数(12ヶ月以上の契約顧客)は138社と増加傾向、今後もAidemy Businessを拡大させ、Modeloy等へのクロスセルを推進。

⑤通期業績予想に対し、売上高は想定通りに進捗、営業利益は上振れて着地。25年5月期以降の事業拡大を見据え、引き続き人材採用を中心に投資を強化。ファクトリアルの売上高・利益は、24年1〜3月の業績が当社第4四半期に連結ベースで織り込まれるものの、当社で追加的な投資を実施するなど全体的な業績進捗を鑑みて、通期業績予想の変更はしない。売上高は前年同期比+29.0%、営業利益は前年同期比+16.7%と引き続き2桁の増収増益を継続する見込み。

⑥事業内容は、AI開発支援を中心に人材育成からコンサルティングまで提供する東大発のAIスタートアップ。

2023年12月14日に、Webクリエイティブ事業およびWebアプリケーション構築事業を提供するファクトリアルの株式取得(子会社化)を発表、2024年1月1日より連結開始。ソリューション事業に位置づけ、第3四半期決算から貸借対照表、第4四半期決算から損益計算書に取り込む。

⑧ビジネスの素早い変化への対応、自由度、コスト削減の観点から、企業におけるDX内製化が必要。DX取り組む企業の約7割は内製化を進めている。日本はIT・AI人材が不足し、またIT企業のうち9割以上が人材の質に不足感を持っている。各企業において、DXを進める際の課題として人材不足が53.1%と最も多く、デジタル人材確保・育成に向けて社内・社外研修の充実(47.3%)に取り組んでいる。

⑨社名の由来は、社長の石川聡彦さんの名前と名字の頭文字「AI」に「アカデミー」をくっつけたもの。

⑩社長の石川聡彦さんは、31歳(1992年生まれ)と若い社長。

⑪質疑応答で、「減資をおこなう意義」について質問あり。「期末の5月までに対応することにより、外形標準課税に影響があり、約1,600万円の営業利益のメリットがある。官公庁向けのビジネスをおこなうにあたり、資本金1億円以上が必要と考えていたが、下請法は5,000万円以下が対象のため、資本金は5,000万1円以上あればよいと分かった。」との旨の説明。

⑫質疑応答で、「今期の従業員の採用予定」について質問あり。「2024年5月期第3四半期時点で、M&Aもあり、従業員数は123名となった。採用を加速していくが、急いで採用をしなくても対応できる状況となっている。」との回答。

⑬社外取締役を除く取締役名5名の報酬等の総額は7,552万円。単純平均で取締役1人当たり1,510万円。

 

株主総会を終えて感じたこと

株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。

2023年6月の上場後、一般株主を前にした初めての株主総会でしたが、質疑応答では、社長の石川聡彦さんから丁寧な回答対応があり、石川聡彦さんの温和な人柄が伝わってきました。

上場したばかりの会社なので期待を込めて、成長企業として今後の動向を注視します。

 

株主総会会場の東京サンケイビル
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