サンネクスタグループ 第25期定時株主総会
日時:2023年9月29日(火) 10:00-10:40
場所:ホテルグランドヒル市ヶ谷(市ヶ谷駅徒歩3分)
出席株主数:約30人
お土産:無し、ペットボトルのお茶の配布あり
企業概要
サンネクスタグループ(8945)
HP:SUNNEXTA GROUP | トータル・アウトソーシング・サービス
①顧客企業に対して借上社宅物件の紹介や契約・入居手続などの社宅管理事務代行サービスや顧客企業の管理部門向けのコスト削減・業務効率化サービスなどを提供する「社宅マネジメント事業」(売上構成比48%)、分譲マンションを中心とした施設管理を基盤にそこから派生する修繕工事までのトータルマネジメントサービスを提供する「マンションマネジメント事業」(売上構成比46%)、住まいを管理する事業者に向けて24時間コールセンターサービスや防犯・防災・警備および安全に関するシステムを提供する「インキュベーション事業」(売上構成比6%)を運営。
②筆頭株主は、福利厚生運営代行サービスのベネフィット・ワン(2412)で、77万株、8.5%を保有。
光通信(9435)の子会社のUH PARTNERS 2が、第2位の株主で、光通信および光通信の子会社のUH PARTNERS 3とエスアイエルの保有分を含めると、121万株、13.3%を保有。
③株主優待
6月末(1年以上継続保有)
100株:クオカード1,000円分
200株:クオカード2,000円分
株主総会での個人メモ
①アウトソーシングの専門会社であり、不動産仲介業やマンション分譲などの機能をあえて持たないビジネスモデルにより、「お客様目線」での問題解決を行う独立系会社。
②2023年6月期は、前期に発⽣した委託解約などの影響が残り、減収減益。前年に計上した投資有価証券売却益(約19億円)の影響により、純利益は大幅減益。前年における投資有価証券の売却により法人税等の支払額が大幅に増加したことから、営業CFはマイナス。
③「社宅マネジメント事業」は、前期に発⽣した委託解約の影響により減収減益。「マンションマネジメント事業」は、全日総管理社の連結除外の影響により減収増益。
④2024年6月期通期業績予想は、売上高はストックにおける受託回復などにより、増収を見込む。営業利益はアウトソーシングの安定稼働に向けた人的投資等により、減益を見込む。
⑤中期経営計画を2023年8月10日に見直し。2025年6月期に売上高100億円、営業利益10億円。下方修正。
⑥プライム市場の上場維持基準に対し、「流通株式時価総額」、「1日平均売買代金」が未達。プライム市場の上場維持基準を安定的・継続的に充足する状態が保てなかった場合には上場廃止リスクもあることから、当社の株主の皆さまが不安を持つことなく安心して当社株式を保有・売買できる環境を整えることが重要であると判断し、スタンダード市場を選択。
⑦安定的・継続的な配当を実施、2024年6月期は1株当たりの年間配当金38円(前期より1円増配)、13期連続増配(記念配当除く)を予想。DOE 4.0%以上を目標に、2025年6月期に向けてDOE 5.0以上を目指す。
⑧事業報告などに使用していたプロジェクターの輝度が安定せず、明暗を繰り返しており気になった。
⑨監査等委員を除く取締役は、社内取締役である高木章さんと社外取締役2名の、計3名のみ。スリムな経営体制。
⑩質疑応答で、「中期経営計画の2025年6月期、ストック売上高成長率11%の計画達成に向けた施策」について質問あり。「ストックビジネスは、4%の成長が通常の伸び率。中小企業向けのビジネス拡大や人事部門向け新サービスで成長率を高める。」との回答。
⑪監査等委員である取締役および社外取締役を除く取締役1名の報酬等の総額は3,282万円。
⑫議案の採決方法は拍手での採決。議決権の過半数を保有する大株主もいない状況で、出席者により保有している議決権数も違うので、デジタル時代にいつまでも会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じる。投票方式を採用したりして、その場で数字で示したほうが株主総会に出席している株主から見て納得感がある。
株主総会を終えて感じたこと
株主総会時点、株式は未保有ですが、今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
株主総会では、社長の高木章さんの丁寧な回答対応と、多くの質問を募ろうとしている姿勢が印象的でした。
実質、光通信が筆頭株主の会社で、財務良好で堅実なイメージの会社です。ストックビジネスの成長に魅力を感じるので再投資も検討します。