大崎電気工業 第108回定時株主総会
日時:2022年6月28日(火) 10:00-10:20
場所:八芳園(白金台駅徒歩1分)
出席株主数:約30人
お土産:無し、ミネラルウォーターの配布あり
企業概要
大崎電気工業(6644)
①電気料金の請求に活用できる通信機能や遠隔開閉機能を有した電子式メーター(スマートメーター)で国内首位。売上の過半が電力会社向け。
②会長の渡辺佳英さんが、第7位の株主として116万株、2.4%を保有。
③創業は1937年、歴史のある会社。
株主総会での個人メモ
①事業報告は、スクリーンを使用せず、会長の渡辺佳英さんが手元の資料を読み上げるだけでした。
会社をもっとよく知ってもらおうという意識を感じず、会社から株主への報告としては物足りなさを感じました。
自社の製品やサービスも紹介いただいたほうが会社を身近に感じるかもしれません。
②役員候補の人数や妥当性について、指名委員会メンバーの社外取締役に見解を伺う質問が出ていました。
取締役の高島征二さんが、社外取締役の立場からしっかりと意見を述べていました。
③中期経営計画は、成長戦略というよりも、2025年度まで時間をかけてコロナ禍前の2019年度の売上や利益レベルに戻すイメージ。
保守的な計画との説明があり、達成が期待されます。
④スマートメーターを含む電力量計は、国内では計量法で検定有効期間(使用可能期間)が10年と定められており、10年ごとに取換えが必要。
⑤70歳以上の取締役は、取締役候補6名中、渡辺佳英さん(1948年生まれ、73歳)、川端晴幸さん(1948年生まれ、74歳)、高島征二さん(1943年生まれ、78歳)の3名でした。
役員定年制(一般的には65歳~70歳)を設定して、未来のために次世代育成を進めたほうがよいのではと感じました。
⑥議案の採決方法は拍手での採決でした。
出席者により保有している議決権数も違い、会場の拍手の多数で賛否を決めるのでは基準が曖昧に感じました。
事前の議決権行使結果など、採決時に何かしらの数字を示したほうが納得感があるかもしれません。
⑦株主総会終了後に、新任監査役の長谷川豊さんの紹介があったのは良い対応だと思います。
株主総会を終えて感じたこと
安定した業績と配当利回りが魅力的で、平均671円で投資しました。
今回、実際に社長や取締役を間近に見てその振る舞いを確認できたこと、会社の雰囲気を感じられたことが株主総会に参加した大きなメリットでした。
黒子のようになかなか光の当たらない業界ですが、中期計画の達成、スマートメーターなどの機械器具の供給で社会に貢献することを期待して継続保有の予定とします。